工学部 お知らせ
【工学部】中国福祉建築関係者と工学部教員との研究交流会開催について
深刻な少子高齢化が進む中国(成都・青島)から、日本の施策の現状を知るべく、医療福祉建築を専門とする大学関係者や設計士、事業所経営者10名が来訪し交流会を開催しました。
交流会はSTATIONAiで行われ、本学教員の渡辺(情報工学)からは、「建築に付加する機器開発プロセスにおけるフィールドとの関係づくり」、陳玲氏(西南交通大学・建築)からは、「超高齢化社会に向けた中国の施策」への問題提起がありました。
その後は、日本の地域施策について谷口氏(名古屋大名誉教授・建築)から、在宅ケア環境の整備については、本学の児玉(建築)のコメントを軸に議論し、非常に実りある会となりました。
コーディネーター兼通訳の吴茵氏(西南交通大学・建築)は本学教員とも深い縁があり、今後は本学の福祉的知見の中国への展開が期待されるところです。





日時
2025年7月14日(月)15時~17時半
場所
STATIONAi 5階 会議室(定員18名)
名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号
出席者
中国(10名+2名)
吴茵氏(WU YIN:コーディネーター、西南交通大学建築学部准教授)
大学関係者4名、成都:福祉サービス社長、設計会社、病院関係、情報技術会社社長、
長屋栄一氏(アートジャパンナガヤ設計)、近藤裕美氏(NPO理事長、ケアマネ、看護師)
日本(4名)
谷口元先生(名古屋大名誉教授・建築)
児玉善郎先生(日本福祉大学教授・建築、居住福祉)
渡辺崇史先生(日本福祉大学教授・リハビリテーション工学)
毛利志保先生(日本福祉大学准教授・建築、福祉住環境)

講師紹介:渡辺崇史先生
リハビリテーションエンジニアとして、障害がある人の生活や活動を支援するためのテクノロジー活用(assistive technology)を専門としている。支援機器や福祉用具の製品開発に携わるとともに、地域や特別支援学校等にて障害者や高齢者の支援機器の活用の相談に応じている。最近は、3Dプリンティング技術を活用した支援機器の開発とオンラインデータベースの構築に取り組くむとともに、ICTを活用して国際的な支援技術サービス構築を目指し、遠隔地域のコミュニティと連携した地域密着型支援技術サービスに関する実践的な研究に取り組んでいる。