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【経済学部】愛知銀行との産学連携教育、経済学部の学生がPBL学習の最終報告会を行いました

レポート
2023年07月26日

経済学部の谷地ゼミナール(担当:谷地宣亮経済学部教授、以下谷地ゼミ)は「地域金融」を学ぶゼミです。毎年、産学連携協定を締結している株式会社愛知銀行(本社:名古屋市、取締役頭取:伊藤行記)の協力をえて、産学連携によるPBL(課題解決型学習)に取り組んでいます。

今年は愛知銀行から本学の卒業生が起業し、社長を務めるPlus Fukushi株式会社(名古屋市、代表取締役社長:溝口寛之)をご紹介いただき、「スタートアップを視野に入れた新規事業の創出」に取り組みました。

谷地ゼミの3年生15人が2班に分かれ、4月から7月までの約3か月にわたり、高齢者をターゲットとした新たな事業について学生目線で検討を行い、7月12日(水)のゼミの授業内で、班ごとに、ビジネスモデル提案の最終報告を行いました。

最終報告会は愛知銀行の取締役営業本部長、執行役員営業企画部長にもご同席いただき、学生たちが自ら練り上げた企画のプレゼンテーションを行いました。

今回は2つの班に分かれましたが、各班の提案は以下の通りです。

<A班の提案>

『高齢者も食べやすい食品』をテーマに喉に詰まらないおもち「まっちもっち」の製造・販売ビジネスを報告しました。毎年、窒息事故の多いおもちですが、どうすれば高齢者におもちを楽しく食べてもらえるか、実際に学生が自分で試作品を作り、試行錯誤を重ねた上での発表が印象的でした。

<B班の提案>

高齢者向けに洋服のレンタルサービスを行う「ふくしにあ」を発表しました。今後はインターネットを使用できる高齢者が増えることを見込んで、SNSで宣伝を行う、といった時代を見据えたPR方法が印象的でした。

2班の発表終了後に、愛知銀行の方々からコメントをいただきました。ビジネスとしてどうすれば成り立つのか、という視点でいただいたコメントは、ビジネスモデルの検討において大きく参考になるものでした。

最後に、愛知銀行取締役営業本部長の鈴木様より、「愛知銀行でも新しいサービスを考えており、皆さんの発表から良い刺激をいただいた。エッセンスを参考にさせていただく」とコメントをいただきました。今回の発表で、学生たちは新しいサービスをゼロから構築することの難しさを実感しました。この経験を忘れずに社会に出てからも活かしていってほしいと思います。