教育・心理学部 教育・学位授与の方針と求める人物像

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教育・心理学部 (2025年度入学生対象)

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

こども学科

こどもに関わる知識・理解・技能

1.こどもの発達と生活を、現実の社会との関係で多面的にとらえようとしている。
2.こどもの発達に関わる知識を身につけている。
3.こどもの福祉・教育に関する理念と制度にかかわる知識を身につけている。
4.保育・幼児教育の内容と方法にかかわる知識と技能を身につけている。
5.保育者として幅広く深い教養を身につけている。

思考・判断

6.こどもの発達に影響を与える家庭や地域の課題を、福祉的視点からとらえることができる。
7.こどもの福祉・教育に関する目標・内容・方法に関する理論を、実際の保育・教育実践と結びつけてとらえることができる。

こどもに関わる実践的指導力

8.ダイバーシティ・インクルージョンにかかわる諸理論を、保育実践として展開できる。

保育者としての倫理

9.全ての子どもの権利を尊重し、保育者として倫理観・使命感をもっている。

学校教育学科

子どもについての関心

1.子どもの発達と生活を、現実の社会との関係で多面的にとらえようとしている。

教育に関わる知識・理解・技能

2.乳幼児期から青年期にかけての人間の発達にかかわる知識を身につけている。

3.学校教育の理念と制度にかかわる知識を身につけている。

4.学校教育の内容と方法にかかわる知識と技能を身につけている。

5.様々なニーズや特別な教育的ニーズのある子どもの指導・支援・援助にかかわる知識を身につけている。

6.教育者としての幅広く深い教養を身につけている。

思考・判断

7.子どもの発達に影響を与える家庭や地域の課題を、福祉的観点からとらえることができる。

8.学校教育の目標・内容・方法に関する理論を、実際の教育実践と結びつけてとらえることができる

教育に関わる実践的指導力

9.学校教育に関わる諸理論を、実際の教育の中で展開できる。

教育者としての倫理

10.様々な教育的ニーズのある子どもを含め、子どもにかかわる教育者としての、倫理観・使命感を持っている。

心理学科

興味・関心

1.人間の心理や発達を社会や文化との関係の中で多面的にとらえようとしている。

知識・理解

2.心理学の基本的な知識を習得した上で、それぞれの進路に沿って、生きづらさを抱える 人への支援方法や生涯にわたる発達、あるいは人間関係やコミュニケーションに関する専門・応用的な知見を理解している。

思考・判断

3.生涯にわたる心身の具体的な「問題」「課題」を適切にとらえることができる。

技能

4.心理学の研究方法を身につけている。
5.心理学の基礎的知識を土台として他者を支援する方法や、社会的場面の中で自ら発信する力を身につけている。
6.心理学の学びを実社会における汎用的な能力として活かすことができる。

探究

7.適切な研究倫理と支援者としての倫理観を備え、人間理解と心理的支援に関する問題意識に立ち、探究する力を身につけている。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

こども学科

  1. 1年次では、導入教育として大学での学習方法を習得させる「総合演習Ⅰ・Ⅱ」、保育の基礎的入門科目である「保育原理」「保育者論」を配置し、保育・幼児教育の基礎を学ぶ。
  2. 2年次では、こどもの発達、保育・幼児教育の専門科目を配置する。2年次から、こどもの福祉に関わる学びを積み上げつつ、自分の関心に応じてユニット学習を行う。
  3. 3年次以降は、ユニット学習における専門分野の学びを深化させると同時に、保育職および児童福祉職に関して学び、進路の見通しをもって学習を進める。
  4. 4年次では、さらに幅広い視座に立った専門職として活躍できる専門性を深めるために、こども学専門演習Ⅱ」等の専門科目を配置し学習する。また、大学教育において習得した専門知識や技能を総合的に活用し、学際的な研究を通してこども・家庭・社会の課題解決に取り組む力を高めるために、卒業研究を必修とする。
  5. 4年間を通して、こどもに関する総合的学際的な視野を育成するため、保育学・教育学以外の多様な領域について幅広く学習できるよう科目を配置する。基礎教養と専門教育の統合を図り、学生が自分と自分の生活している社会に関して幅広い知識を持つことで、同時代を生きる子どもの問題への深い見識を持てるように、「日本国憲法」「社会福祉入門」「市民社会の諸問題」「日本福祉大学の歴史と学び」「ジェンダー論」「ヒューマンケアのための多職種連携」といった科目を学習する。各専門科目は、保育実習・教育実習での事前学習として位置づけ、1年次から段階的に4年次までバランスよく配置し、ステップを踏んだ保育実習・教育実習の体系化を図る。

学校教育学科

  1. 1年次では、導入教育として大学での学習方法を習得させる「総合演習Ⅰ・Ⅱ」、教育・心理学部での学びが始まる学生に「人間の発達」に関する本学部の学びの全体像や保育・教育・心理に関連する仕事の現状と課題を理解させる「人間発達学A・B」、教育実践の基礎的な知識を養う「教育実践入門」「障害学入門」を配置する。
  2. 1~2年次に子ども発達、学校教育、特別支援教育の基礎的入門的専門科目を配置する。2年次までに学校教育・特別支援教育の基礎を学び、障害児を含む児童福祉及び教職に関して、進路の見通しをもって学習を進める。そのうえで、2年次に学校現場での授業見学や授業補助、課外活動や職員室での教員の仕事を体験しながら学べる「教職インターンシップⅠ」を配置する。
  3. 3年次以降は、専門分野の学習を深化させると同時に、自分の関心に応じた学習を進める。各専門科目は、教育実習での事前学習として位置づけ、1年次から段階的に3、4年次までバランスよく配置する。
  4. 4年次では、更に幅広い視座に立った専門職として活躍できる専門性を深めるために、「学童保育論」「教職インターンシップⅡ」等の専門科目を配置し学習する。また、大学教育において習得した専門知識や技能を総合的に活用し、学際的な研究を通して子ども・家庭・社会の課題解決に取り組む力を高めるために、卒業研究を必修とする。
  5. 4年間を通して、子どもに関する総合的学際的な視野を育成するため、教育学以外の多様な領域について幅広く学習できるよう科目を配置する。基礎教養と専門教育の統合を図り、学生が自分と自分の生活している社会に関して幅広い知識をもつことで、同時代を生きる子どもの問題への深い見識をもてるように、「日本国憲法」「福祉社会入門」「市民社会の諸問題」「思春期のセクシャリティ」「ジェンダー論」などの科目を学習する。

心理学科

  1. 1年次では、大学での学習方法を習得させ、専門教育への導入を行う。そこで大学教育の位置づけや意義をはじめ講義や演習での学習方法、レポートの書き方などを学ぶ「総合演習Ⅰ」、本学科での学習内容とキャリア形成に関する意識を醸成するための「人間発達学A・B」を配置する。またすべてのユニットにおける学びの基礎として「心理学概論」や「心理学研究法」を配置する。各ユニットでは、専門教育への導入として以下の科目を学ぶ。
      臨床心理ユニット:「臨床心理学概論」
      発達・福祉ユニット:「発達心理学」、「教育・学校心理学」、「福祉心理学」
      応用・社会ユニット:「感情・人格心理学」

  2. 2年次では、ユニットに対応した特色のある専門知識を習得しながら、心理学の研究方法や心理支援に関わる倫理的態度および実践力を養うための基礎を学ぶ。「心理学的支援法」「社会・集団・家族心理学」等の専門科目と、各ユニットに以下の演習科目(抜粋)を配置する。
      臨床心理/発達・福祉ユニット(共通):「臨床心理学演習」、「心理演習*/心理支援演習」、「心理実習Ⅰ*」
      応用・社会ユニット:「心理学実験」、「コミュニケーションスキル演習Ⅰ」
  3. 3年次では、専門の学びを深め、心理学研究を自立的に遂行する力および心理支援を実践する力を向上させる。「心理的アセスメント」「児童心理支援論」「ホスピタリティの心理学」等の専門科目のほか、各ユニットにおいて以下の演習科目(抜粋)を配置する。
      全ユニット:心理学専門演習I
      臨床心理/発達・福祉ユニット(共通):「心理実習Ⅱ*」
      応用・社会ユニット:「コミュニケーションスキル演習Ⅱ」「心理学応用実験」
  4. 4年次では、大学教育において習得した専門知識や技能を総合的に活用し、学びの集大成として位置付ける卒業研究に取り組むため、「心理学専門演習Ⅱ」を配置し、これを必修とする。さらにユニットごとに進路を想定した発展的な演習科目を配置する。
      臨床心理/発達・福祉ユニット(共通):「心理アセスメント演習」
      臨床心理ユニット:「臨床面接法演習」
      応用・社会ユニット:「ビジネス心理学演習」、「心理学研究法演習」
  5. 4年間を通して総合的学際的な視野を育成するため、心理学以外の多様な領域について幅広く学習できるように科目を配置する。基礎教養と専門教育の統合を図り、学生が自分と自分の生活している社会に関して幅広い知識を持つことで、社会の中で暮らす人々の問題への深い見識を持てるように「日本国憲法」「福祉社会入門」「知多学」「自然科学の世界」「ジェンダー論」といった科目を学習する。

*公認心理師課程登録者を受講対象とした科目

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

こども学科

1. 求める学生像
  1. こども学科の教育目標を理解しており、人間や社会に対する基礎的知識や関心、および様々な人々とかかわりあう技能をもっている人。
  2. こどもの生活に関係する様々な課題を解決するために、主として保育学や教育学について学ぶ意欲があり、それらの学びに基づいて考え、判断し、自らの意見を表現する力をもっている人
  3. こどもの福祉・教育分野の専門職に必要とされる専門知識・技能を習得するために、教員、学生同士、地域の人々と積極的に交流し、協働して学びを深めようとする態度や意欲をもっている人。
  4. 専門的な学びを深めるうえで、他者とのコミュニケーションを通して自分の意見を効果的に伝えると同時に、他者の意見に耳を傾け、尊重し、学び合うことにより、幅広い視野に立ってこどもや社会の課題を見つめようと努力できる人。
  5. ボランティア、職場体験、スポーツ、文化芸術活動などを通して地域に参画した経験があり、今後も実習や地域活動を通して実践力を高め、将来的に保育・幼児教育分野の専門職として地域社会に貢献することを志す人。
2. 入学前までに修得すべき能力
  1. 高校までの基礎的な知識・技能を有している。
  2. 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力などを有している。
  3. 主体性を持って他者とともに学習に取り組む態度を有している。
  4. こどもの福祉や教育に関係する施設・団体等の活動に参加し、実践を通して学習に取り組む意欲や態度を有している。
3. 選抜方法

本学科では、以下のように入学者の受け入れを行う。

  1. 総合型選抜では、出願資格に応じた入試区分を設けるとともに、学力の3要素と日本福祉大学スタンダードを軸に、書類選考と面接等によって、保育者を志望する意欲・動機や学習計画を評価する。
  2. 学校推薦型選抜では、高等学校の推薦を受け、小論文試験や講義受講後のレポート作成、面接等によって、保育者を志望する意欲・動機や学習計画を評価する。
  3. 一般選抜では、多様な教科選択方式によって、高校までに身につけた学力を評価する。

学校教育学科

1. 求める学生像
  1. 学校教育学科の教育目標を理解しており、人間や社会に対する基礎的知識や関心、および様々な人々とかかわりあう技能をもっている人。
  2. こどもの生活に関係する様々な課題を解決するために、主として教育学及び障害児教育学について学ぶ意欲があり、それらの学びに基づいて考え、判断し、自らの意見を表現する力をもっている人。
  3. 学校教育の専門職に必要とされる専門知識・技能を習得するために、教員、学生同士、地域の人々と積極的に交流し、協働して学びを深めようとする態度や意欲をもっている人。
  4. 専門的な学びを深めるうえで、他者とのコミュニケーションを通して自分の意見を効果的に伝えると同時に、他者の意見に耳を傾け、尊重し、学び合うことにより、幅広い視野に立って子どもや社会の課題を見つめようと努力できる人。
  5. ボランティア、職場体験、スポーツ、文化芸術活動などを通して地域に参画した経験があり、今後も実習や地域活動を通して実践力を高め、将来的に学校教育の専門職として地域社会に貢献することを志す人。
2.入学前までに修得すべき能力
  1. 高校までの基礎的な知識・技能を有している。
  2. 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力などを有している。
  3. 主体性を持って他者とともに学習に取り組む態度を有している。
  4. 子どもの福祉や教育に関係する施設・団体等の活動に参加し、実践を通して学習に取り組む意欲や態度を有している。
3.選抜方法

本学科では、以下のように入学者の受け入れを行う。

  1. 総合型選抜では、出願資格に応じた入試区分を設けるとともに、学力の3要素と日本福祉大学スタンダードを軸に、書類選考と面接等によって、小学校や中学校(社会)、特別支援学校の教師を志望する意欲・動機や学習計画を評価する。
  2. 学校推薦型選抜では、高等学校の推薦を受け、小論文試験や講義受講後のレポート作成、面接等によって、小学校や中学校(社会)、特別支援学校の教師を志望する意欲・動機及び他者の話を理解し、論理的に表現する能力を評価する。
  3. 一般選抜では、多様な教科選択方式によって、高校までに身につけた学力を評価する。

心理学科

1. 求める学生像
  1. 心理学科の教育目標を理解しており、人間が示す複雑なこころや行動、現実社会で問題となっている幅広い事象に関心をもっている人。
  2. 自ら課題を見つけて解決するために、意欲的に学び、考え、判断することができる人。またそのための基礎的な能力を身につけている人。
  3. 人とかかわることに対して積極的な姿勢をもち、自らの意見を表現する力を持つとともに他者からの意見にも耳を傾け、お互いの気持ちを尊重できる人。
  4. 専門的な学びを深めるうえで、地域での活動を通して実践力を高め、将来的に心理学の学びを活かして地域社会に貢献することを志す人。
2.入学前までに修得すべき能力
  1. 高校までの基礎的な知識・技能を有している。
  2. 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力などを有している。
  3. 主体性を持って他者とともに学習に取り組む態度を有している。
3. 選抜方法

本学科では、以下のように入学者の受け入れを行う。

  1. 総合型選抜では、出願資格に応じた入試区分を設けるとともに、学力の3要素と日本福祉大学スタンダードを軸に、書類選考と面接等によって、心理専門職を志望する意欲・動機や学習計画を評価する。
  2. 学校推薦型選抜では、高等学校の推薦を受け、小論文試験や講義受講後のレポート作成、面接等によって、心理専門職を志望する意欲・動機及び他者の話を理解し論理的に表現する能力を評価する。
  3. 一般選抜では、多様な教科選択方式によって、高校までに身につけた学力を評価する。