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シンポジウム(健康づくり・地域医療)「新時代の健康戦略-人生100年時代へのマインドシフト-」|日本福祉大学開設70周年・半田キャンパス開設30周年事業
イベント概要
100年生きる時代、どうすれば心も体も元気でいられるのでしょうか?
医療の進歩や生活環境の改善により、私たちは「人生100年時代」を迎えています。そして今、健康でいきいきと長く働くことが求められるようになり、若いうちからの心と体のセルフケアが注目されています。
本シンポジウムでは、日常生活に潜む「慢性的な痛み」や「めまい、ふらつき感」、「女性特有の不調(ウィメンズヘルス)」に注目し、どの世代にも役立つ予防と対策について専門家がわかりやすく解説します。
また、働き続けるうえで見落とされがちなメンタルヘルスや、長期的な健康づくりの視点も取り上げ、本学が取り組む医学と工学の連携による第1次予防から第3次予防までをカバーするプロジェクトを紹介し、誰もが自分らしく、健やかに生きるためのヒントをお届けします。
未来の自分のために、今できることを―
どなたでもご参加いただける内容です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
プログラム
講演(13:00~15:00)
1.Opening Remarks 山中武彦 健康科学部長
2.「100年時代の健康増進」 浅井友詞 理学療法学専攻長・教授
人生100年時代を迎え、健康で自立した生活(質)が求められています。また、生涯現役に象徴されるように年齢を問わず心身の健康が求められています。皆さんはどのように向かい合っていますか?高齢者では筋力低下はもちろん、ふらつきによる不安の声が聞かれます。子供から働く世代の健康も問題視され、現代社会における疲れが問題となり、企業では健康経営が注目されています。今回は私のこれまでの実績を基に、子供から働く世代、高齢者の健康づくりの取り組みをご紹介いたします。
3.「人生100年時代のウィメンズヘルス -排尿トラブルのセルフケア-」 井上倫恵 理学療法学専攻 教授
「くしゃみをすると尿がもれてしまう」「突然強い尿意におそわれてトイレまで間に合わない」・・・このような悩みは女性に多く、日本排尿機能学会が行った大規模疫学調査では、40歳以上の日本人のうち8割以上が何らかの排尿トラブルを抱えていることが明らかになっています。多くの人が悩んでいるけれど、人にはちょっと相談しにくい。そんな排尿トラブルについて、理学療法士の視点からセルフケアのヒントをご紹介します
4.「運動器の痛みとプレゼンティーズム」 坂野裕洋 理学療法学専攻 准教授
腰痛や肩こり、関節痛などの「運動器の痛み」は、仕事の効率や集中力を低下させ、生産性の低下(プレゼンティーズム)を引き起こす要因となります。本テーマでは、理学療法士で痛みの専門家が、運動器の痛みの正しい理解と痛みが重症化する過程について、職場環境や心身の状態から解りやすく解説し、その対策について提案します。痛みとうまく付き合いながら、健康的に働き続けるためのポイントを一緒に考えてみませんか?
5.「一坪リハビリ装置を用いた健康増進」 野間知一 作業療法学専攻長・教授
国内では約1700万人が頚部痛、肩こりを自覚するとされており、同じ姿勢で重たい頭を支える首や肩周囲筋が過度に緊張し血行不良を引き起こすと指摘されています。日本福祉大学は手首の3次元的な運動を可能にした3軸ジンバルサポートつき懸架装置を開発し、一坪ほどの省スペースで可能な「一坪リハビリ」を考案しました。肩の内部の筋を動かし効果的に肩周囲筋の筋緊張を緩和します。講演ではその概要をご紹介いたします。
6.総合討論
体験(15:00~16:30)
7.こころとからだの健康チェック ※事前予約制
健康科学部の教員によるこころとからだの健康チェックを行います。こころ編は、記憶力、思考の柔軟性、情報処理能力等に関するテスト、からだ編は、身長・体重などの形態測定から、筋力や柔軟性などの身体機能、バランス能力に関する評価を行います。年齢別の平均値や健康の基準値などを参考にご自身の健康課題を確認していただく機会になるでしょう。
2025年12月07日(日) | |
(講演)13:00-15:00 (体験)15:00-16:30 | |
クラシティ3階ホール | |
どなたでも可 | |
無料 | |
現地参加 | |
要事前申し込み | |
(講演)先着100名 /(体験※こころとからだの健康チェック)こころ編 先着20名、からだ編 先着20名 | |
受付は予定人数に達し次第、終了します。「こころとからだの健康チェック」の参加詳細は、11/14(金)以降にメールでご連絡します。 |