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東海にゃんぷくフェスティバルでも開催~映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』上映会&クロストーク

イベント概要

 11月2日(土)、美浜キャンパスの福祉大学祭において開催し、参加者の方々より大好評を得ることができました本上映会&クロストークですが、11月30日(土)、東海にゃんぷくフェスティバルでも開催することとなりました。
 今回上映いたします映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』は、一人でも多くの方々に、ぜひご覧になっていただきたい素晴らしい作品です。みなさまのご来場を、心よりお待ち申し上げております。
 当日は、映画の上映後、クロストーク・イベントも実施いたします。クロストークには、両作品の監督をされた松本動さん、主演女優の水村美咲さん、さらにフリーアナウンサーの荒川千登勢さんもご参加いただき、本映画製作にかけた思いや、この映画のテーマである女性の自己実現についてなど、お聞きしていきたいと思います。
 多くの皆様のご来場をお待ちしています。

開催日 2024年11月30日(土)
開催時間 13:00 ~ 16:00(開場12:45)
開催場所 東海キャンパスC-201(2F)
参加費 入場無料 / お申込み不要
開催種別 現地参加
参加方法 自由参加

第1部 13:00~15:10『在りのままで咲け』『在りのままで進め』上映会

『在りのままで咲け』(29分)+『在りのままで進め』(92分)連続上映

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監督&編集:松本動、原案・企画・プロデュース:水村美咲
出演:水村美咲、八木橋聡美、鄭玲美、遊屋慎太郎、鈴木浩文、岩永光祐ほか
製作:水村美咲映画製作委員会(2022)
公式HP: https://www.arinomamade.com/

  • 『在りのままで進め』「沖縄NICE映画祭2(2024)」 準グランプリ他。
  • 『在りのままで咲け』「沖縄NICE映画祭2023」にて俳優賞受賞、「第9回あわら湯けむり映画祭」にて湯けむりグランプリ&福井鋲螺賞W受賞、「第28回横浜映像天国2024」にて奨励賞受賞、「ダマー国際映画祭2024」にてJurySelectionに選出、「おおぶ映画祭2023」「第40回セントキルダ映画祭」「2023南房総さざなみ映画祭」「第6回いぶすき映画祭」「とくしま4K+NEXT映画祭2022」「第25回長岡インディーズムービーコンペティション」「相生なぎさ短編映画祭2024」に入選他。

~あらすじ~(『在りのままで咲け/在りのままで進め』パンフレットより)

『在りのままで咲け』(短編作品)

子どもの頃から芝居を続けてきた主人公・由紀子(30)は、4歳の愛娘・愛奈を抱えながらも夢を諦めずにいる。ある時、由紀子に大きなチャンスが舞い込んでくる。だが、“女優”という仕事に理解のない夫・裕典に、「もう夢見てる歳じゃない」「そういうのはずっとやることじゃない」等と言われ、愛奈を抱いて家を飛び出す由紀子。子どもをもつ母親は夢を持ってはいけないのだろうか。そんな由紀子を救ってくれたものは・・・?

『在りのままで進め』(長編作品)

子育てをしながら女優を目指す京華。子育てと夢を両立させることの難しさを感じながらもなんとかしがみついて頑張っている。結婚や出産を諦めてでも女優を続けるマコ。色んなものを犠牲にして頑張ってきたが、ふと一人でいることに寂しさを感じる時もある。映画監督になる夢をもつ、助監督の美奈。女性監督として自分の作品を撮ることを目標に奮闘中。
そんな三人が引き寄せ合うようにして出会い、自分たちの力で新しい道を切り拓いていく。

第2部 15:20~16:00 監督・主演俳優とのクロス・トーク

「女性、そして私たちの生きかたのWell-beingを考える~『生きる』意味をもとめ、つかむ幸せ~」

登壇者

水村 美咲(プロデューサー、主演)
松本 動(監督)
荒川 千登勢(フリーアナウンサー)
司会:小坂 啓史(教育・心理学部)

監督:松本 動さん
主演:水村 美咲さん

‘Well-being’とは、そのまま訳すと「よい状態」のことをさしますが、現在「福祉」の意味をもつ言葉としてつかわれるようになっています。
私たちにとって「よい状態」とは、もちろん一人ひとりによってことなると思います。充実した時間を過ごすことができたとき、ふと日々をふり返って、心安らかな日常を見つめなおしたとき、他の人に褒めてもらったり評価されたりしたときなど…。そのような時間を少しでも多く過ごしていけたら、幸せに近づいていけているのかもしれません。こうした「幸福」を得られるような毎日や人生をおくっていくためには、どのような「生きかた」を選んでいけば、あるいはつくり上げていけばよいのでしょう。これは私たちにとって、いつの時代、どこの社会でも、考えていくべき大切な問いではないでしょうか。
しかし…「生きかた」は一人ひとりで選び、つくり上げていけるのだ、とされてはいても、自分をとりまく環境、状況、人間関係などによって、なかなかそうもいかない現実があると実感することも多いでしょう。たとえば、「女性」という立場で周りからもとめられる「生きかた」と、自分で実現していきたい「生きかた」の葛藤など…。
今回、上映いたします映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』は、このようなジレンマについて向きあうときのヒントが描かれているように思います。また、主演・プロデューサーをなさった水村美咲さんご自身の、こうしたことに対する深い思いも込められた作品でもあります。本上映会では水村さん、さらに監督をされた松本動さんをお迎えして、まさにこの「問い」についての映画を制作されたいきさつやご苦労、見ていただくみなさんへのメッセージなどについても、お聞きしていきたいと思います。

日本福祉大学 教育・心理学部教授 小坂 啓史