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「ふくしAWARD 2022」を開催しました

レポート
2023年02月06日

2023年1月27日(金)に学内プレゼンテーションコンテスト「ふくしAWARD 2022」を開催し、最終審査に残った7作品(英語部門3作品、日本語部門4作品)のプレゼンテーションが行われました。
新型コロナウイルス感染症の影響が未だに残る2022年度でしたが、これまでの学修成果や遠隔授業の中で培った取り組み、調査報告など工夫を凝らした作品など、英語部門、日本語部門合わせて39作品の応募をいただきました。

今年度は最終審査を対面形式で実施、その模様をオンライン上で配信しました。
発表当日は、東海キャンパスに発表者、審査員、進行担当の学生が集まり、発表をオンラインで配信、学生や、教職員、学外の方にオンライン上でご参加いただきました。

発表する学生は声をはっきりと聞こえるように意識したり、原稿を見るのではなく、審査員の目を見るように意識したり、グループで参加している学生は、事前に切り替えのタイミングを確認してスムーズに発表できるように準備、個人参加の学生は壇上で堂々と発表できるように何度もイメージ、といったそれぞれの学生が緊張しながらも、実力を発揮すべく工夫をしてプレゼンテーションに取り組んでいました。
コロナ禍によりなかなかオンラインではない場で発表する経験が少ない学生もおり、オンラインとは違ったプレゼンテーションの温度感や緊張感を感じることができた学生もいたようです。

このコンテストでは、日本語部門は日本人教員が、英語部門は英語圏ネイティブの教員が審査員を務め、プレゼンテーションを聞いた上で評価し、受賞作を決めます。各作品の発表後には審査員からの質問もあり、特に英語部門は質疑応答もすべて英語にて行います。
学生たちは質問の意味をよく考え、一言一言に自らの考えや気持ちを乗せて回答していました。

すべての発表が終わった後に各賞を発表し、表彰式を行いました。
英語部門の大賞は、スポーツ科学部3年生が個人応募で発表した「How to have a healthy relationship with your smartphone」、日本語部門は「ボードゲームで認知症啓発~認知症の方が暮らしやすい社会に~」の発表を行った社会福祉学部2年生のグループが大賞を受賞しました。
また、最終選考作品の中から1つ選出される学長特別賞には国際福祉開発学部1年生のグループが発表した「Let's help differently Abled people」が、福祉大1年生としての着眼点、スライドのまとまりや構成が評価され、選出されました。

写真:プレゼンテーションの様子
写真:マイクを持つ審査員
写真:檀上に立つ発表者
写真:プレゼン画面とともに4人で並ぶ発表者たち

学長特別賞について、児玉学長の講評では、「学生自身が大変な中、すべてが素晴らしいプレゼンテーションであり、テーマもふくしAWARDにふさわしい、社会や世界で重要なテーマを選定し、工夫を凝らして発表していた。」ことに触れ、「その甲乙つけ難い作品の中で、受賞した作品は障害のある人もそれぞれにやりたいことや実現したいことがあり、それを可能にする上で、社会にある「物理的バリア」「意識的バリア」「制度的バリア」を取り除き、共に支え合うことが重要であることを、わかりやすくプレゼンテーションした点を評価したこと、1年生でも完成度高くまとめていたことも評価のポイント」とし、「本学において、この作品に込められた重要なメッセージを本学の多くの学生に見てもらうことにより、共に支え合い、学び合うキャンパスとなっていくことを期待しています。」と受賞作品と参加学生にコメントを贈りました。

ふくしAWARDの終わりには、全学教育センター長の佐藤慎一教授より総評があり、「2年ぶりの対面開催を行い、オンライン開催とは異なる環境で、緊張している雰囲気が伝わってきました。ライブ感もあり、オンラインでは感じられない部分も感じることができたと思います。
審査員や学長がコメントされたようにプレゼンテーションの中身は皆さん良かったですが、対面で実施したことにより、発表を見ていて、ふるまいの大切さに改めて気づかされることもありました。原稿を読むこと自体は悪いことではないと思いますが、どのような方法であれ、心から伝えたいことをどのように発信するかは、とても重要なポイントです。
今回のふくしAWARD2022では、原稿の超えたメッセージが伝わった瞬間、言葉の迫力を感じた瞬間がいくつもありました。準備をしっかりして、場数を踏むことはこうしたスキルを磨く一つの方法です。
ふくしAWARDは、在学生であれば、誰でも参加できます。上級生だから、経験者だからと遠慮せず、互いのプレゼンテーションを見ることも学びに繋がりますので、来年も素敵な作品の応募を待っています。」と、今後の学生への学びへのメッセージが伝えられました。

写真:ふくしAWARD参加者での集合写真

ふくしAWARDについて

本コンテストは、「地域に根ざし、世界を目ざす『ふくし』の学びを伝えよう!」をテーマに、学生が正課内外の地域活動を通して学んだことや考察したこと、授業の一環や個人の関心により調査したことなどを発表するプレゼンテーションコンテストで、今年で8回目を迎えました。
個人でもグループでも応募可能で、今回は個人2件、グループ5件の発表となりました。また、運営も学生が携わっており、東海キャンパスの学生が司会進行を務め、会場を盛り上げました。

「ふくしAWARD 2022」受賞作品

英語部門
作品タイトル 代表者 参加形態
(個人/グループ)
大賞 How to have a healthy relationship with your smartphone 松浦雅人
(スポーツ科学部)
個人
準大賞 Universal Sports for ALL 吉岡 深生
(スポーツ科学部)
グループ
奨励賞
学長特別賞
Let's help differently Abled people 伊藤 凌雅
(国際福祉開発学部)
グループ
日本語部門
作品タイトル 代表者 参加形態
(個人/グループ)
大賞賞 ボードゲームで認知症啓発
~認知症の方が暮らしやすい社会に~
山本 鈴花
(社会福祉学部)
グループ
準大賞賞 withコロナでもスポーツを楽しむプロジェクト 結果報告 伊藤 洸太郎
(スポーツ科学部)
個人
奨励賞 福祉教育と社会教育
~SDGsの目標から互いに手を取り合うために~
田中 希々花
(社会福祉学部)
グループ
スポーツの可能性「共生社会の実現に向けて」 日比野 真音透
(スポーツ科学部)
グループ

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