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公務員は面白い!――福祉の総合デパートとしての市役所(「現代生活論」ゲスト講義)

レポート
2022年12月12日

講義科目「現代生活論」では、2022年12月1日(木)に、一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク理事(元滋賀県野洲市職員)の生水裕美さんに、本学美浜キャンパスまでおいでいただき、ゲスト講義を行いました。
「現代生活論」では、「お金と時間のやりくりの難しさ」という観点から、現代生活の困難と暮らしを支える支援の必要性について講義を行っています。第12回目にあたるこの日の講義では、「地域で暮らしを支える――自治体の役割」というテーマで、生水さんをお招きしてゲスト講義を行いました。生水さんは自治体職員として、消費者問題や滞納問題を切り口に、市役所をあげた生活困窮者支援体制づくりに尽力された方であり、国会・政府の審議会でも発言されておられます。

生水さんからは、実際の消費生活相談や生活困窮者支援の事例とともに、「現場の事実」を社会に訴えて国を動かしたり条例を作ったりすることの重要性と面白さについてもお話いただきました。受講した学生からは「ヤングケアラーや社会的に孤立した方などにどのようにアプローチするとよいか」や「野洲市で行われたような画期的な取り組みを全国に広げていくにはどうしたらよいか」などの質問も出されました。生水さんからは、ご自身の経験を踏まえて、具体的な実践例を交えて丁寧にお答えいただきました。
市役所を「福祉の総合デパート」として位置づける生水さんのお話しは、公務員を目指す学生にとっても、福祉の第一線で活躍しようとする学生にとっても、有意義なものとなりました。

写真:ゲスト講義を受講する生徒たちの様子
写真:マイクを持って講義する生水裕美さん

【社会福祉学部教員 角崎洋平】

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