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日本福祉大学教育実践研究センター 保育・幼児教育企画 リレーシンポジウム第一回「多様性を保障するインクルーシブ保育を考える(1)―スウェーデンの取り組みを通してー」を開催しました

レポート
2022年11月18日

2022年11月3日(木)、日本福祉大学美浜キャンパスにおいて保育・幼児教育企画 リレーシンポジウム第一回「多様性を保障するインクルーシブ保育を考える(1)―スウェーデンの取り組みを通してー」を開催しました。 本学教員・学生をはじめ、東海地区のみならず全国から保育者、保育学研究者、保育者養成・育成に関わる大学教員やNPOや地域での保育行政関係者など150名を超える皆さんにご参加いただきました。

趣旨提案:松山有美(日本福祉大学教育・心理学部 准教授)

話題提供:Michelle H Morrone (名古屋学芸大学 教授)
「異なることに対する新しい態度:
 日本における多文化主義とインクルージョン・生きること・学ぶこと」

実践報告1:
Inger Björklund (レングミューレン保育園 園長・スウェーデン教育庁プロセスリーダー
Erik Andersson Tahlén(レングミューレン保育園 カリキュラム管理者)
「希望に満ちた持続可能な未来に参加し貢献する子どもたちの権利」

実践報告2:Gunilla Essén (シグテューナ市ペタゴジスタ・コーディネーター)
「レッジョ・エミリアとの対話:レッジョ・エミリアからのインスピレーションとスウェーデンのカリキュラム ペタゴジスタの立場から見た実例と考察」

意見交換

本シンポジウムでは、保育・幼児教育における「多様性の保障」に取り組んできた、スウェーデンの実践・成果・課題を紹介し、文化的、社会的な背景および障害など子どもの成長発達に関わる多様な側面を包含するインクルーシブな保育・幼児教育のあり方を検討しました。特に、保育においても「民主主義」的な価値観の大切さ、また子ども一人ひとりの権利と自由を尊重するカリキュラムやドキュメンテーションの展開に関するスウェーデンの実践報告がなされました。また、スウェーデンの事例を検討することを通して、日本の保育・幼児教育において多様性を保障する保育の展開を加速させる手がかりを共有し、これまで個別に語られてきた多文化保育、障害児保育、外国語教育、母語教育や特別な配慮を必要とする子育て支援などを架橋し、一人ひとりの子どもの人権を守り、すべての子どもたちの多様性の保障を希求する保育の重要性を共に考えました。

写真:シンポジウムの様子1
写真:シンポジウムの様子2
写真:傾聴する参加者たち
写真:プレゼンテーション画面と登壇者