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豊川市民プラザで潜在看護職災害対応研修会を実施しました

レポート
2022年10月24日
写真:災害対応研修会の様子

10月16日、豊川市民プラザで災害対応研修会が開催され、約40名が参加しました。この取り組みは2019年~2021年までの3年間本学が厚生労働省の補助金に採択された事業内容を今年度も継続しているものです。潜在看護職者等(看護師・保健師・助産師等の免許を有しているが、現在は所持している免許の仕事に就いていない方もしくは災害時の参集義務のない方)を対象としたベーシックコース全5回の研修会のうちの2回目にあたります。なお豊川市での実施は昨年度に引き続き2回目となりました。(ベーシックコース2回目以外とアドバンスコース全4回の研修はオンデマンド配信)

新美綾子 看護学部教授
北川喜巳 副院長
隅田英憲 院長

研修会の前半では名古屋掖済会病院の北川喜巳 副院長、クリニックすみたの隅田英憲 院長が災害初期の傷病者対応(トリアージ:災害時における傷病者の緊急度評価)について座学およびペアワークによる実践練習を行いました。後半は4グループに分かれ、①開放性気胸・フレイルチェスト②四肢骨折の固定③穿通異物・脱出腸管への対応④頸椎固定・ログロールの各演習を実施しました。この演習ではサランラップ・ナイロン袋・タオル・養生テープを使用し、身近なもので緊急時の応急処置ができることを学ぶことのできる貴重な機会となりました。また参加者はお互いにコミュニケーションを取りつつ、インストラクターの豊川市消防本部の救急救命士の方々に積極的に質問する様子が見られました。

トリアージの実践練習
①開放性気胸・フレイルチェスト
②四肢骨折の固定
③穿通異物・脱出腸管への対応
④頸椎固定・ログロール

本学と研修会を共催した豊川市医師会の後藤学会長は「災害時の地域医療を守るため、医師会を含め、各医療機関で連携して取り組むため、このような企画を有効活用したい」と述べました。