トピックス
【社会福祉学部】名大IPEに参加しました
2021年12月6日
社会福祉学部の学生が「名古屋大学医学部特別講義IPE(interprofessional education)」(以下、「名大IPE」)に参加し、地域における多職種連携医療について学んできました。本学では多職種連携教育に力を入れており、「名大IPE」も社会福祉学部における多職種連携教育プログラムのひとつとなっています。
「名大IPE」は、地域における多職種連携医療の実践のため、他職種の役割、多職種連携医療の重要性を理解し、それを推進するために必要なコミュニケーションスキルと態度を身につけることを目標としています。「チームビルディング」「多職種連携医療総論」「グループワーク」「模擬患者&模擬家族との医療面接」「患者の医療ニーズをふまえた療養計画立案」「振り返り」など、1日を通して多様な手法で多職種連携を学びました。
今年度は、医学、看護学、理学療法学(以上、名大)、薬学(名城大)、社会福祉学(本学)の学生計22名が参加しました。様々な職種で構成される3グループに分かれて、グループワークを中心に進めました。
参加した本学学生の主な感想
・多職種の役割を理解して、良い意味でも悪い意味でもそれぞれの職種の価値観、考え方の違いを知ることができた。でもその違いを、1日を通してディスカッションを重ねていくことで、それぞれの長所として互いを尊重して話を進めることができた。
・多職種の専門性についての理解が深まった。重なっている分野の中では、互いに尊重する姿勢が大切なことや、自分の専門性の発信、他職種を知ることが連携において求められることを学んだ。
・各専門職の役割について改めて理解することができてよかった。他の専門職に社会資源について聞かれた時に、完璧に答えられなかったことが心残りだった。それでも聞かれて調べ直して学んだことが多かったので、このプログラムに参加してよかった。
多職種で学ぶことを通して、他職種への理解が深まり、自職種(社会福祉士)の役割や特徴がより明確になったのではないでしょうか。学生のうちからこのような経験を重ねることが、将来の地域における多職種連携実践につながっていくと思われます。大学間連携のもと、貴重な学びの場を共有してくださった関係者の皆さま、どうもありがとうございました。



