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外国人留学生が長野県宮田村でりんごを収穫しました
2021年11月25日
11月19日に社会福祉学部、教育・心理学部、経済学部、国際福祉開発学部で学ぶ1年生の外国人留学生21人が長野県の宮田村を訪問しました。宮田村とは2001年に「友好協力宣言」を締結し、それ以降20年にわたり、地域社会の創造・まちづくり、子育て支援に関する共同の取り組みなどを継続して実施しています。
この度、同村からりんごの木のオーナー権を寄贈いただき、りんご狩りの前に役場を訪問し、副村長にお礼の挨拶をしました。
まず、カースティ日本語教育センター長がオーナー権寄贈のお礼を伝え、参加した留学生の出身国(ベトナム、ネパール、ミャンマー、中国)を紹介しました。
新谷久男副村長からは、本学との友好協力宣言の下、長きにわたり様々な取組を実施してきたことや、「田舎暮らしの本」(宝島社)の「第9回住みたい田舎ベストランキング(村の部)」において、宮田村が総合部門と子育て部門で全国第1位を獲得したことを紹介いただきました。
ネパール出身の留学生は南アルプスと中央アルプスに抱かれた自然豊かな環境が母国の風景と似ていると、故郷を重ね合わせて懐かしむような眼差しで、美しい自然に魅了されていました。


午後にりんご狩りを行う清水農園を訪れ、園主の清水ご夫妻からりんご栽培やおいしいりんごの見分け方・採り方などを聞き、りんご狩りを楽しみました。
清水農園は減反政策により米農家からりんご農家に転身し、40年以上に亘り、愛情をかけて多品種のりんごを育てています。今年は春先に気温が氷点下になり霜が降りたことでりんごの花が被害を受けました。そのため、これまでに経験したことがないほど生育に影響が出たそうです。
しかし、味は絶品です。収穫したのは「サンふじ」という品種で、瑞々しく甘いりんごに留学生達は感激しました。母国のものより日本のものの方がサイズが大きく立派だそうです。
清水さんは写真を見せて品種による花の色の違いを説明してくれたり、収穫時に使用する大きな農機具の実演をしてくださったりして、留学生らは熱心に聞き入りました。
留学生にとって村の方々との交流が印象深く、SNSにその体験を投稿していました。今後は宮田村の魅力発信のため、役場との協働で多言語による情報発信の取り組みを始めようと計画しています。




※写真撮影のため、一部、一時的にマスクを外して撮影しています。