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“地域”と対話し、考察・共有し、提案することでさらに気づきを得る、行政専修の学生達
2021年8月30日
本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、社会福祉学部では、さまざまな各学年の科目を通じた「ふくしコミュニティプログラム」(https://www.n-fukushi.ac.jp/coc/education/index.html)が展開されています。今回は、その中でも、行政専修の3年次学生らの取り組みを紹介いたします。
行政専修の学生は、将来公務員や公共関連の仕事を志望している学生が多く、そのゴールへ向けて、実際の地域社会問題に気づき、それらを“自分事”として捉え追究し、チームで解決のための提案と実践を繰り返しています。
【コロナ禍におけるズームを通じた学び】
来るフィールド調査の準備として、コロナ禍にあっても、地域の当事者たちから、ズームを通じた聴き取り調査を展開しています。岐阜県の下呂市においては、人口減少地域における持続可能性を、愛知県の武豊町では、住民主体の地域防災の取り組みについて考えています。


【地域フィールドワークの展開、そして共有と考察】
両地域からのレクチャーなどにより、一定の基礎知識を習得した後は、実際に、自分たちで足を運び、五官を通じた“生きた学び”を展開していきます。




【成果の提案と更なる気づき】
学びを頂いた地域当事者への還元はもとより、オープンキャンパスなどを通じ、積極的に成果のプレゼンテーションを行っています。今後は、提案だけに留まらず、自分たちでその企画を動かし、地域に対して何らかのインパクトを与え、地域問題に対する解決の一助となるべく、活動していきます。


オープンキャンパスなどにおけるプレゼンテーション模様
このように、社会福祉学部(行政専修)では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。
(担当教員:社会福祉学部行政専修長・田中優)