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夏休み宿題お助け隊2021が開催されました
2021年8月25日
8月10日、東海市芸術劇場において「夏休み宿題お助け隊2021」が開催されました。
このイベントは「令和3年度 東海市大学連携まちづくり推進事業※」に紐づくもので、カースティ祖父江 国際福祉開発学部准教授および田中真由美 国際福祉開発学部助教と両先生のゼミ生を中心とした学生24名(日本人9名、ベトナム・ネパール・中国・フィリピン・インドネシア・ペルーにルーツを持つ留学生など計15名)が子どもたちの夏休みの宿題のお手伝いをしました。
会場がある東海市以外にも名古屋市や半田市、美浜町などからも子どもの参加があり、計24名がイベントに参加。参加者は以下の3つのコーナーを順番に巡って宿題を進めました。
①留学生がそれぞれの母国の文化を紹介するとともに、子供たちの自由研究のポスターとして画用紙にまとめてもらう






ベトナム、フィリピン、中国、インドネシア、ネパールにルーツを持つ学生が母国の文化を紹介し、子供たちが一生懸命メモを取る様子が見られました。中には母国の紙幣を持参した留学生もおり、子供たちは海外の紙幣を不思議そうに眺めていました。また学校で出されたワーク等の宿題を進める子どももいました。
②書道経験のある学生たちが、子供たちの書道の宿題の手伝いをする



このコーナーでは有段者の学生が見本を書き、それを参考にして子供たちが字を書いていました。納得がいく作品に仕上がるまで書く子どもも見られました。
③海外の文化にまつわるクイズとうちわ作り



参加した子どもと留学生で座布団とりゲームを行い、最後に残った1人が海外の文化にまつわるクイズに答えました。この機会が初対面の子ども同士でしたが、皆で相談して答えを考えていました。
うちわ作りでは、子供たちが1日のイベントで学んだ知識や印象に残ったことをうちわにデザインしました。
イベントを終えて、国際福祉開発学部3年生の冠者 翼さんは「コロナ禍で子どもたちと関わる機会がないので、楽しめた。夏休みの宿題を手伝ってみて、教えるということが意外と難しかった」とコメントしました。また田中先生は「普段の授業では、学生が教えられている姿しか見たことが無いが、今回のイベントの実施について自主的に準備を進めてくれたので頼もしかった。また留学生に関しては今回スポットライトが当たる機会になったのでよかった。もし今日のイベントに参加してくれた子供たちがいつか本学に入学してくれたら嬉しい」と充実した面持ちで答えました。
※東海市大学連携まちづくり推進事業について
本学は同事業において「多文化共生の実態調査と小学生を対象とする多文化意識醸成への取り組み」を実施しています。日本および外国籍住民のアンケート調査を用いて今後の東海市の多文化共生を促進するための企画の土台になるデータを入手し分析する予定です。今回のイベントは本学が地域の方々に貢献できることを考えて企画いたしました。