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健康科学部 リハビリテーション学科 介護学専攻の授業で卒業生がゲスト講師を務めました

2021年8月24日

授業の様子

講義を行う佐藤さん

 7月20日、健康科学部リハビリテーション学科介護学専攻3年生の授業「高齢者福祉論」にゲスト講師として同専攻卒業生の佐藤弘実さんが招かれました。この授業は介護保険制度を中心とした高齢者の生活保障の仕組みを学ぶことで、福祉専門職に求められる社会資源の活用方法を学生が身につけることがねらいです。
 佐藤さんは2008年4月に同専攻に1期生として入学。卒業と同時に社会福祉士と介護福祉士を取得し、現在は愛知県内の地域包括支援センターに勤務しています。今回ゲスト講師として佐藤さんをお呼びしたのは「地域包括ケアシステム」の考え方が高齢者に対する地域生活支援の現場でどのように実践されているかを学生に学んでもらうためです。
 授業では地域包括支援センターの業務内容やセンターの果たす役割、実際に佐藤さんが体験した事例の紹介および事例から学んだこと、今後の課題について紹介していただきました。
 佐藤さんは講義のまとめとして「個人だけではなく、個人を取り巻く地域という環境にも目を向けていくことが地域包括ケアシステムを実践していく上では大切です。まずは自分が住む町や、皆さんが今後実習に行く市町村について調べてみると何か発見があるかも知れません」と述べ、学生は真剣に佐藤さんのお話を聞いている様子が見られました。

 授業後、佐藤さんに本学で4年間学んだ感想についてインタビューをしました。
 佐藤さんは高校時代、専門学校に行くことも考えていたそうです。しかし卒業後の進路を考えた時、「4年制大学を卒業した方が選択肢に困らないのではないか」と考え本学に入学しました。介護学専攻の魅力については社会福祉士と介護福祉士の両方の資格が取得できることだと語ります。自らの経験を振り返り「介護学専攻では社会福祉士と介護福祉士の両方の実習に行ったことで、介護職としての支援でなく地域と関わる形で人を支援したいという気持ちが芽生え、改めて社会福祉士になりたいと思いました」と語ってくれました。
 ゲスト講師として登壇したことについて「自分が学んだ場所で後輩の皆さんへ話ができたことはよい経験となりました。大学ではとても沢山の経験をして知識を得ることができるので、皆さんもやりたいことを探して楽しみながら学生生活を送ってください」と後輩へエールを送ってくれました。

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