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卒業生がグアテマラでのJICA海外協力隊の活動について報告しました

2021年6月11日

 6月9日、千頭聡教授の「持続可能性教育」の授業で、国際福祉開発学部卒業後にJICA海外協力隊としてグアテマラで活動をしていた石村未来さんを講師に迎え、隊員としての経験をお話しいただきました。
 グアテマラでは現地のNGOで、農業支援、健康・栄養に係る意識啓発、女性の社会参加を推進するプロジェクトに参画し、活動の補助・支援・改善に携わりました。このNGOは都市部から離れた農村部にあります。

 石村さんは大学3年生の時に参加したJICA海外協力隊員との交流イベントをきっかけに、大学での学びをアウトプットしたい、実際の現場を知りたい、発展途上国の人々と共に何かを創り上げたいとの想いが膨らみ、在学中に協力隊に応募・採用されました。
 2018年3月に卒業後、すぐに派遣前の訓練に70日間参加し、同年6月にグアテマラに渡航しました。

 配属先となったNGOへの協力隊の赴任としては初代だったため、活動を通じて、その地域の様々な課題を見つけていきました。そのひとつが、人々の意識と行動の乖離です。農民へのアンケート調査とヒアリングを実施してみると、アンケートでは食事の前に手を洗うと回答しているのに、実際は洗っていないことがわかりました。そこで、普段の手洗いと正しい手洗い方法による洗い上がりの差を実感してもらうために、住民を集めて手の平に絵の具を塗って手洗い指導を実践しました。
 他にも、何かを実施したらやりっぱなしで、振り返りが行われていないことに気付きました。そのため、年度初めに住民にその年の目標を設定してもらい、年度末に振り返りをすることで、行動に対する評価・改善の定着を促していきました。
 グアテマラの公用語はスペイン語ですが、活動先の農村ではマヤ語が話されていたため、言葉の壁を感じつつもNGOのスタッフに通訳してもらいながら推進していったそうです。

 これらの活動を通して、限られた時間・予算の中でプロジェクトを推進することの難しさや、自身の知識・経験不足を知るとともに、カウンターパートの中には必ず同じ志のよき理解者がいることを実感しました。

 本来の任期は2020年6月でしたが、新型コロナウイルスの影響により志半ばで2020年3月に帰国。石村さんは今後も国際協力に携わっていくことを目標に掲げており、海外との往来が可能になる日に備えて、必要な知識・経験を身に付けるとのことです。

 石村さんからの発表後、学生からグアテマラの教育事情や学生時代の学びで今に活かされていることなどの多数の質問が寄せられ、活発に質疑応答が行われました。最後に石村さんから受講生に向けて、「待っていても何も起こらない。自ら行動し、様々な人と出会い、話すことで気づきを得てほしい」とメッセージをいただきました。今回の話を聞き、受講生6人がJICA海外協力隊に関心があると手を挙げました。

民族衣装の巻きスカート(コルテ)を
身につけた石村さん

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