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【社会福祉学部】行政専修3年ゼミで、名古屋市職員の講演会を行いました!
2021年12月9日
2021年11月26日(金)、社会福祉学部行政専修3年次「社会福祉専門演習Ⅰ」(学年合同ゼミ)において、Zoomを用いたゲストスピーカーによる講演会が行われました<コーディネーター:行政専修・末盛慶教授>。本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、行政専修の当該科目においても専門性に基づく体験型学習を展開しています。
この日は、名古屋市役所の三谷幸司さんから、まず、「皆さんは働くことに対してどういうイメージを持っていますか?」「皆さんは何のために働きますか?」などの学生におけるキャリアの根本を考えさせるような問いかけをなされ、それらへの回答として、ご自身の歩んで来られたご所属等でのご経験を踏まえながら、自治体職員として働くことの意義や魅力等を具体的にお話しいただきました。合間合間で寄せられる、数多くの学生質問にもご丁寧に対応いただきながら、90分間のご講演があっという間に過ぎていきました。
受講生(約80名)には将来公務員や公共関連の仕事を志望している学生が多く、自らのキャリアプランニングも兼ねて、非常に熱心に学び、質問などを投げかけていました。
このように、社会福祉学部(行政専修)では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。

Zoom講演会の様子①

Zoom講演会の様子②
受講学生の感想(抜粋)
◎「働くこと」は必ずしも楽しいこと、嬉しいことだけではないというのは容易に想像できることであるが、具体的にどんなことがそうさせているのか実際に働いている方からのお話を聞くことができ、どう向き合っていくか自分で考える機会となった。公務員に限ったことではないと思うが最初から自分がやりたいことをできる訳ではないので新しい経験という意味で前向きに捉えたいと感じた。
◎今回のお話を通して、まず公務員を志望する多くの者が考えることであろう、「人の役に立つ」という考え方は、昔と比べて現在は民間と行政との境界線があいまいになっており、行政特有の考え方ではなくなっているということを知ることができた。また、公務員という仕事には地域の方から苦情を受けたり、残業が多くなる時期があったりするという面がある一方で、地域の方と関わることも多く、市民の方から感謝されることもあるといったやりがいもあり、お話をされた方もやりがいのほうが大きいとおっしゃっていたことから、公務員は地域のために全力を注ぐ仕事だということを改めて感じることができた。
◎今日の講演の中で、三谷さんから公務員の仕事は楽ではなく、忙しく、厳しい面もあるというお話や市民に感謝された時や仕事をやり終えた時、外部の人と分かち合えた時にやりがいを感じるというお話があったが、忙しく、大変な仕事ではあるが、その分、やりがいも大きい仕事であると感じた。また、その人の所に足を運ぶということを意識しているというお話もあり、その意識が、市民の方々から感謝される要因であり、やりがいにも繋がっていると考えるため、私も見習わなければならないと感じた。
政令指定都市は、大きなプロジェクトに関わることができ、県と同等の仕事であると三谷さんがお話しされており、大きなプロジェクトに関わることができ、県と同等の仕事ができるということは、それなりに大きな責任があると同時に、そのような仕事ができるということは、仕事をする自分自身の自信や成長にも繋がるのではないかと考えた。
◎私はどんな形であれ、必ず公務員になりたいと思っている。よって、地元の市役所へ足を運んだり、試験内容を把握したり、面接で話せる学生時代にした特別な体験の内容を整理して6月の試験に挑みたいと思う。私は安定した生活を送るために公務員になりたいと思っているが、講演を聞いてその思いだけでは公務員になるのは難しいと感じた。自分のなりたい職業についてもっと理解しなければならないと思った。