各学部の留学・海外渡航プログラム(国際福祉開発学部)

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国際福祉開発学部では1年次に「国際フィールドワークⅠ」でフィールドワークの基礎を学んだ後、2年次以降は学生自身の関心に応じて、国内外で様々な活動を行っています。
特に2年次の11月頃~3年次の5月末頃までの約半年間は、ゼミや教職課程科目以外の配当学年科目を配置しない「アクティブラーニング期間」とし、学生の国内外での長期活動(フィールドワーク、インターンシップ、ボランティア)を促進しています。
これは自分を成長させるための期間であり、学生は以下に紹介する「国際フィールドワークⅡ~Ⅵ」や「グローバルフィールドインターンシップ」などの単位認定制度を活用して自らの学びを深め、卒業論文の執筆やキャリア形成につなげています。

国際フィールドワークⅠ

写真:現地フィールドワークのグループディスカッションの風景
1年次の2月に約2週間、学生全員がアジア各国やアメリカ、インド(アメリカ、インドは隔年実施)に渡航し、海外協定校・協力校とともに独自開発したプログラムに参加します。
現地学生のサポートのもとで多様な現場を訪問して調査・研究を行い、個人旅行では難しいフィールドワークならではの体験をしています。人々の生活やものの見方・考え方の違いに気づき、学生自身や日本社会の課題・問題を見つめ直す機会にもなります。
写真:現地フィールドワーク、屋外でのグループディスカッション風景
2022年度はマレーシア、カンボジア、日本でフィールドワークを行い、講義で学んだ知識を自分の体験と結び付けつけるとともに、多様な生活のあり方を発見して視野を広げました。

2022年度
カンボジアと日本の生活環境の比較と課題

写真:近藤里菜さんの顔写真
研修先:カンボジア
近藤 里菜 さん
子どもの頃から海外の生活に興味を持っていたため、今回初めてカンボジアに渡航し、生活環境に着目しました。都市部、農村部を訪問して現地の人々の生活様式を観察したところ、水回りの設備と電気について日本と大きく異なる点があることに気付きました。
水回りに関していうと、都市部のトイレは水洗式、農村部は汲み取り式でした。農村部のトゥナウト島の住民は、川の水を瓶に溜め、生活用水・飲料水として使っていました。
電気に関しては、地域によって電力の供給に大きな差がありました。供給が不安定で、複数の電化製品を使うとブレーカーが落ちることがありました。
こうした日本との相違があるのは、政府や経済の状況によるものだと考察します。終戦からそれほど時間が経っていないため、手が行き届かないところがあるのではないかと思います。
この研修で、どのようにして人々が過ごしやすい環境をつくることができるのかを考えました。今回はカンボジアとの比較を行いましたが、今後は他の国との比較も行いたいです。複数の国の状況を知ることにより、より良いアイデアが生まれるかもしれないと考えています。

国際フィールドワークⅡ~Ⅵ

「国際フィールドワークⅡ~Ⅵ」は、1年次の「国際フィールドワークⅠ」の経験を踏まえ、2年次以降により具体的なテーマを持ちフィールドワーク(一週間以上)に臨むものです。フィールドワークの実践を通して、グローバルな現場や多文化共生社会で協働するための知見・スキルを獲得します。

海外に限らず、国内でのフィールドも対象です。
参加者が自ら研修・調査計画を立て、現地にて計画に基づいたフィールドワークを行い、終了後には研修成果として報告書を作成します(成果を審査の上、単位認定されます)。

これまで、ベトナムの日本語学校での日本語教育実践を通じた日本語教育の現状・課題調査、北欧での環境問題の解決に向けた取組状況調査、福島県での伝統農業と地域復興の在り方調査など、様々な国・地域でフィールドワークを実施しています。

写真:研修成果の発表風景
写真:現地教室での記念撮影

グローバルフィールドインターンシップ

国内外の企業や福祉開発現場における就業体験(10日間以上)を通じて、国際社会における日本の文化や経済を再認識します。自己開拓したインターンシップ先での活動を行い、その成果を報告書にまとめます(成果を審査の上、単位認定されます)。
海外進出企業、外国人旅行者を対象とする旅行代理店やホテル、国際ボランティアや在日外国人向けの活動を行っている団体などがインターンシップ先として想定され、これまで、障害者支援センターでの支援体験、フィリピンの児童養護施設での施設運営補助などを行っています。

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