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外国人留学生が長野県宮田村の魅力を満喫しました

レポート
2023年12月04日

11月23日、24日の1泊2日で、教育・心理学部、国際福祉開発学部で学ぶ1年生、4年生の外国人留学生28名が長野県宮田村を訪問しました。宮田村とは2001年に「友好協力宣言」を締結し、それ以降20年以上にわたり、地域社会の創造・まちづくり、子育て支援に関する共同の取り組みなどを継続して実施しています。また、世界に宮田村の魅力を発信することを目的として、宮田村から本学留学生にりんごの木のオーナー権をいただいていることもあり、毎年度、留学生が中心となってりんご狩りのために宮田村に訪れています。今回は4年ぶりに宿泊型の研修を行い、2日間にわたって宮田村のさまざまな魅力を体験しました。

東海キャンパスをバスで出発し、宮田村に到着した23日の昼にはさっそく、宮田村の吉澤小百合さんのご自宅で「食ごころ・地産地消ランチ」をいただきました。吉澤さんは宮田村で学校給食への地元農産物の配達や食農教育に取り組んでいる「食ごころ」の代表です。留学生たちは地元産の食材で作られた豆腐ハンバーグ、しめじの炊き込みご飯などのメニューに舌鼓を打ちました。

ランチ後にご自宅前で記念撮影

昼食後には、清水農園でりんご狩りを体験しました。園主の清水さんから農園で作られているりんごの種類や年間を通じた作業スケジュール、りんごの育て方などの話を伺ったあと、さっそくりんご狩りに挑戦しました。収穫したりんごは「サンふじ」という品種で、シャリシャリとした食感とみずみずしい甘さや酸味が特徴です。「ベトナムではりんごに塩をかけて食べるのが普通だけど、日本のりんごは味が濃いのでそのまま食べるのがおいしい」と、もぎたてのりんごをその場で頬張る姿も見られました。

清水さんから説明を受けた後、さっそくりんご狩りを体験する学生たち
別品種のりんごも試食させてもらいました

夕方には、美しい紅葉や雪の被った山々を眺めながらのんびりと散策をしました

翌24日(金)は宮田村役場を訪問しました。小田切村長と宮田村のゆるキャラ「みやさん」に出迎えていただき、学生からは「宮田村は美しい自然やおいしいものがたくさんある、とても良い村ですね」と村長にお礼を伝えました。

留学生たちは今回、「宮田村の人々と交流する」という目的をもって研修に臨みました。この研修の最後に設けられているのが宮田中学生との交流です。留学生たちはグループに分かれて宮田中学校の1~2年生のクラスにお邪魔し、大学で準備をしてきた自国の紹介について、中学生の前でプレゼンテーションをしました。中学生からも「ネパール料理で1番のおすすめは何ですか?」「日本語で難しいのはどんなところですか?」といった質問が出され、各クラスともそれぞれ盛り上がっていました。

プレゼンテーションが終わった後は、初めての給食体験の時間でした。牛乳が瓶で出されることやたくさんのおかずが温かい状態で食べられること、中学生がてきぱきと準備や片付けをしていることに驚きながら、楽しく給食をいただきました。

最後は、掃除の様子の見学も。中学生たちが手際よく掃除をしている様子に驚きながら「廊下や階段まで自分たちで掃除するんですか?」「毎日拭き掃除もするの?」など質問し、一部の留学生は中学生に習いながら中学校での掃き掃除や拭き掃除を体験しました。

2日間の研修を通して、異なる学年、別の学部の留学生とも知り合い、留学生同士の輪も広がったようです。天気も穏やかで美しい宮田村で留学生たちはさまざまなことを経験し、たくさんの思い出をつくることができました。

この事業は『(公財)中島記念国際交流財団助成』(独)日本学生支援機構留学生地域交流事業 として実施しました。