スポーツ科学部 お知らせ
【スポーツ科学部】心つながるユニバーサルスポーツ交流会を企画・実施
2025年6月26日(木)、スポーツ科学部兒玉ゼミの3年生12名、4年生5名、そして担当の兒玉友准教授が、クラシティ半田のホールを会場に、ユニバーサルスポーツを通じた交流会「ユニバーサルスポーツを楽しもう」を企画・開催しました。

この取り組みは、半田市自立支援協議会の学生に関する検討会の一環として、半田市社会福祉協議会と兒玉ゼミが合同で実施しているもので、昨年に続き2回目の開催となりました。企画は、4年生が中心となって計画を立て、3年生とともに準備体操や3つのレクリエーションの進行など、役割分担をしながら準備を進めてきました。当日は、半田市内の複数の福祉事業所から10数名の参加者が集まる中で、学生たちは協力しながら準備体操や考案したレクリエーションをスムーズに進行しました。


学生たちは、参加者の様子を観察しながら、その場でルールを柔軟に変更するなど、臨機応変に対応していました。例えば、新聞紙ボッチャでは競技性を高めるために的となる新聞紙を半分に折ったり、バッゴー(お手玉のようなものを穴の開いた箱に投げ入れる競技)では、大学生と利用者がグループを組んで点数を競い合ったりするなど、参加者が楽しめる工夫が随所に見られました。中でも盛り上がったのは卓球バレーで、着席したまま音の鳴るピンポン玉を相手コートに落とすというシンプルなルールの中、熱戦が繰り広げられ、時折大きな歓声や拍手が沸き起こっていました。
はじめは少し緊張した面持ちだった学生たちも、スポーツが始まると自然と利用者の方とハイタッチを交わすなど、リラックスして交流を深めていました。活動を振り返り、学生は「計画通りにいかない部分もあったので、臨機応変に対応する力が求められました。利用者の方に楽しんでいただけて良かったです」と語ってくれました。また、関係者からは、「学生が積極的に利用者の方に話しかけている姿が素晴らしく、利用者の方々が楽しそうにされていたのが印象的でした」と好評をいただきました。
“誰でも、誰とでも楽しめる”ユニバーサルスポーツの魅力が、またひとつ伝わったように感じます。兒玉ゼミでは、地域におけるユニバーサルスポーツの普及に積極的に取り組んでいます。