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知多市にてフィールドワークを行いました!〈社会福祉学部・経済学部の合同科目「政策形成実践特講Ⅰ」〉

レポート
2026年08月25日

 

 社会福祉学部・経済学部の合同科目「政策形成実践特講Ⅰ」において、8月21日(金)に知多市内でフィールドワークを実施しました。今回は、日長台地区と南粕谷校区を訪問しましたので、その概要を紹介します。 

 午前中は、日長台地区を訪問しました。ここでは、「居場所で支え合い」を目的とした「日長台いきいき隊」の取り組みについて、活動が生まれた経緯や、現在の活動内容、今後の課題・展望などについて、知多市役所の職員の方にも参加いただきながらレクチャーを受けました。その後、学生からの質問をもとに、活発な質疑応答を行いました。 

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日長台地区での活動の様子

 午後は、南粕谷校区へ移動しました。地域のお母さん方が用意してくださった、日頃から地域住民の方々に提供されているランチをいただいた後、同校区のまちづくりの拠点である「南粕谷ハウス」について、関係者の方々からお話を伺いました。南粕谷ハウスが誕生した経緯や活動内容に加え、小・中学校と地域との連携についても説明を受けました。 その後、これまで学生たちが調査・議論を進める中で感じた疑問や課題について、関係者の方々に質問し、意見交換を行いました。

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南粕谷校区での活動の様子

 

☆【参加学生の主な気づき】(抜粋)

〇町内会や各種イベントへの参加率など、知多市内の地域ごとによって低下しているところと高水準で維持されている地域があり、どの地域でも参加率は低下してきているだろうと予測していたため、そこに気づくことができた。

〇地域ごとで、それぞれの課題を解決するために様々な活動を行ってきているけれど、うまくいっていないこともあり、なかなか解決に向かっていくのは容易ではないなと再確認できた。

〇今回フィールドワークで訪れた、「きずなルーム」や「南粕谷ハウス」といった住民が気軽に立ち寄ってお話をすることや何かみんなでできるスペースがあることはすごくいいことだと感じたし、そこで全世代交流できる取り組みを考えると地域としてよりよくなっていくと考えた。

〇今回のフィールドワークで、知多市の日長台地区と南粕谷ハウスでの活動を通じて、地域特性に応じたアプローチの重要性を学べた。日長台地区では、高齢者単身世帯や8050世帯が多い現状に対し、「いきいき隊」が高齢者の居場所づくりに成功している一方、子供世代の参加が少ないことや、町内会に所属しながらも地域活動に参加していない外国人住民の存在といった課題が浮き彫りになっており、多世代・多文化共生の難しさを理解した。一方、南粕谷ハウスでは、「地域の課題がそのまま活動資源になる」という視点を学び、非常に興味深く、納得のいくものだった。地域住民の困りごとを解決することで活動の必要性が生まれ、それが食事提供や場所の貸し出しといった持続可能な運営基盤に繋がっている点と、無償ボランティア中心で人件費を抑えた運営体制を維持している点は、特に今回の学びの大きな収穫であった。単に「居場所」を設けるだけでなく、地域のニーズと活動内容がどのように合致しているかを分析する重要性を習得できた。

〇日長台で見られた「世代間・住民間の距離感」を解消するためには、単なるイベントを企画するだけでは不十分であり、南粕谷ハウスの事例のように「住民が主体的に関わり、メリットを感じられる仕組み」を設計することが不可欠であると気づいた。

        

 今回のフィールドワークのねらいは、「地域を知ること」「地域活動および、それらに関わる主体について理解すること」です。上記の学生の気づきでも記載されているように、実際に地域を訪れ、地域活動の担い手の方々から直接お話を伺うことで、学生たちは地域の現状や課題、そして地域住民が主体となってまちづくりに取り組むことの意義について学ぶことができ、学生にとっては非常に有意義な演習となりました。

 なお、9月から始まる後期の授業では、今回のフィールドワークを含め、これまでに学んだ内容をもとに、いよいよ各グループが設定したテーマについて政策提案をまとめていきます。

      (担当教員:社会福祉学部・総合政策専修 田中優)