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【国際福祉開発学部】フィリピン大学で「国際フィールドワークⅠ」を実施しました

レポート
2024年03月14日

国際福祉開発学部では1年生全員が「国際フィールドワークⅠ」の授業で、異文化交流、体験学習、英語・日本語によるコミュニケーションの実践を目的に、2月に学外でフィールドワークを実施しています。
2023年度はフィリピン、カンボジア、日本の3研修を実施しました。そのうちのフィリピン研修について紹介します。

フィリピン研修は学生9人、教職員2人が2月11日(日)~2月24日(土)の14日間でフィリピンのマニラに渡航し、海外協定校であるフィリピン大学 社会福祉·地域開発学部が企画した本学専用プログラムに参加しました。
プログラムは、キャンパスでの講義、都市部でのフィールドワーク、農村でのフィールドワーク、ホームステイで構成されました。

キャンパスでの講義では、大学教員や地域団体の方から地域開発、コミュニティ構築のための住民の組織化、障害者の理解と生活環境の改善などについて、フィリピンの現状を聴きました。
学生は講義で社会的背景と現状を把握した後、その後のキャンパス外でのフィールドワークを通じて五感で体験して自らその状況を確認し、一人一人が体験したことを全員で振り返り、学びを深めていきました。

都市部でのフィールドワークでは、現在社会の課題に繋がるフィリピンの歴史的・文化的背景を見学しました。また、貧困地域も見学し、住民組織の方から課題解決に向けた取組について話を伺いました。

農村でのフィールドワークでは、農村の課題・現状を知るために、マニラ市から北へ3時間車で移動し、先住民族のアエタ族を訪問しました。
ピナツボ山の噴火による避難体験、コロナ禍に受けた差別、先住民として守ってきた領土・生活についての話の他、現在抱えている課題の解決向けて、コミュニティでどのように組織的に取り組んでいるかを教えてもらいました。アエタ族の生活を体験させてもらいながら、多くの方から貴重な話を聴きました。

ホームステイはフィリピン大学の教職員の家庭で2泊3日で行いました。食生活、生活様式を体験したり、家族のあり方や街の雰囲気を体感したりしました。受入先の家族の方に温かく迎えてもらえたことで、学生は緊張がほぐれ、英語で一所懸命にコミュニケーションをとりました。

このフィールドワークの経験・学習を活かし、2年次から専門分野の学びを深めていきます。

2023年度の各国での「国際フィールドワークⅠ」の様子はInstagramでも発信しています。