国際福祉開発学部 お知らせ

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「グローバルキャリアデザインⅠ」をセントレアサテライトで開講しました

レポート
2023年09月15日

2023年9月5日(火)、6日(水)の2日間、国際福祉開発学部の授業「グローバルキャリアデザインⅠ」を中部国際空港で開講しました。この授業は9/4~9/7の4日間の集中講義で、今期はそのうちの2日間を中部国際空港内の日本福祉大学セントレアサテライトで行いました。本学は2015年12月7日に中部国際空港と産学連携に関する包括協定を締結して以降、毎年この授業を開講しています。目的は、空港業務やグローバルビジネスに携わる現場のリーダーからグローバル企業における事業および業務内容を学ぶことで、今年度は国際福祉開発学部と経済学部の2~4年生約30名が参加しました。

セントレアサテライトで開講した9月5日(火)の1、2講目には、犬塚力 中部国際空港株式会社代表取締役社長が登壇し、中部国際空港の概要や環境に配慮した取り組みをしていること、コロナ禍を経た空港の変化や今後の展望などについての講義がありました。

また、同社の地域共生部の高田浩司氏によるペアワークの時間では、自分の「将来の夢」に向けて、いま自分ができること、必要な能力は何か、社会や環境との関わりについて、隣の席の学生と考えながら話したり質問しあう様子が見られました。

3講目には名古屋製酪株式会社の清水直斗氏から「スジャータ」製品について、4講目には半導体を扱うクレストテクノロジーズ株式会社の三浦一浩氏から半導体についての説明を聴き、その企業理念や海外展開の過程について学びました。

翌9月6日(水)には、セントレアホテルの支配人である後藤秀樹氏から、ホテルでの様々なサービスや工夫について話を聴き、中には「どうやったらこのホテルに就職できるのか」を熱心に質問している学生もいました。説明の後には実際にホテルの見学の時間が設けられ、普段入ることのできない特別な客室に学生は興味津々でした。

2、3講目は、飛行機が安全・安心に人や荷物を運ぶための地上業務である「グランドハンドリング」を担う、中部スカイサポート株式会社の井上沙帆さんと渡邉香穂さんにご登壇いただきました。飛行機が飛び立つまでの様々な業務が時系列に説明され、「こんなにたくさんの仕事があるのか」「搭乗手続きを早めにしなければいけない理由が分かった」など学生たちも驚きの連続でした。さらに、座学だけでなくバスに乗車して見学する時間も設けられ、実際に飛行機が飛び立つまでの間、グランドハンドラーやさまざまな専用車両が働いている様子を間近で見ることもできました。

4講目のLEGOLAND Japan合同会社のリー・ヨヴィター・リリー氏からは、世界で展開する企業の仕組みやレゴランド®・ジャパン内の人事制度の話を聞き、学生も熱心に質問をして「グローバル企業で働くには」ということを具体的に想像していました。

さまざまな企業からの話を聴き、学生は「語学はもちろん大切だけれども、たくさんの経験や体験をすること、積極性や行動力を身に付けることが、将来の選択肢を増やす」ことや「さまざまな仕事に自分の生活が支えられている」ことに気付くなど、大きな学びがあったようです。