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国際理解講演会「ウクライナ人の思い」が開催されました

レポート
2022年07月06日
写真:開催にあたり、入り口での検温の様子
写真:檀上で冒頭に挨拶する児玉善郎学長

6月22日、東海市芸術劇場多目的ホールにおいて国際理解講演会「ウクライナ人の思い」が開催され、特定非営利活動法人 日本ウクライナ文化協会理事長 川口リュドミラさんが登壇しました。この講演会は国際福祉開発学部1年生・2年生のゼミ学習の一環として開かれたもので、同学部1~4年生計150名の参加がありました。

冒頭の児玉善郎学長による挨拶では、「本学では、建学の精神に基づき、人々の幸せな暮らしを支えることを様々な分野から担える人の養成を目指していますが、その基盤となるのは平和です。ロシアによるウクライナ侵攻により、多くの方々の幸せな暮らしが脅かされていることを他人事ではなく、我が事として考えなければならないと思いますので、自分達に何ができるのかを考える機会にできればと思います」と述べました。

川口リュドミラさん
写真:ウクライナの写真とともに講演する川口リュミドラさん

リュドミラさんは講演の前半で国の成り立ちや特徴、ウクライナの伝統的な文化や料理などについて説明。コサック・ダンスやボルシチはロシアではなくウクライナ発祥のものであることなどを述べました。
後半からはロシアから数百年にわたる過酷な支配があったことを、学生時代にウクライナ語を話すと「ダサい」「田舎語」と周囲の人に言われたという自身のエピソードを交えながら学生たちに伝えました。
数か月間の侵攻が続く、緊迫するロシアとの関係については「身体のケガは治ります。しかし心のケガは治りません」と話し、日々兵士や民間人が数多く殺されていることや、避難を余儀なくされていることを涙ながらに訴えました。

学生による質疑応答
学生による質疑応答

参加した学生たちはリュドミラさんに積極的に質問し、ウクライナのために何ができるのかを模索する様子が見られました。

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