知多半島歴史研究の十年
歴史をつくる努力の中から
「十年一昔」という表現があります。変化のテンポが今よりも違う時代に生まれ、日常場面でよく使われました。簡潔ですが、なかなか穿った表現です。
知多半島総合研究所が発足してちょうど十年。まさに「十年一昔」です。それを記念して、本研究所の発足時よりここを拠点としてご尽力くださった方々にお集まりいただき、この十年の成果を論じていただきました。
歴史家による歴史づくりの十年の歩みを、歴史家が評価するのですから、切り込み口も多彩ですし、手法はあざやかです。読み進むにつれて、教えられることがたくさん現れてきます。
新発見、再発見が続き、疑問が解けていきます。それとともに、新しい問題関心が誘発されます。これまでの研究の成果に感謝しつつさらに問いを組み替え、新たな展望の構築につとめるつもりです。これまで以上に、ご支援、ご鞭撻をお願いいたします。
一九九八年三月
知多半島総合研究所所長
堀内 守
日本福祉大学知多半島総合研究所 創立十周年記念座談会
◆第一部 知多半島歴史研究の十年
- 専修大学教授 青木 美智男
- 日本福祉大学客員教授 永原 慶二
- 東北学院大学講師 斎藤 善之
- 知多半島総合研究所研究員 曲田 浩和
- 日本福祉大学客員教授 林 英夫
- 知多半島総合研究所研究員 髙部 淑子
- 名古屋大学史資料室 神谷 智
- 京都大学人文科学研究所助教授 籠谷 直人
- 日本福祉大学教授 福岡 猛志
- 知多半島総合研究所主幹 山本 勝子
◆第二部 これからの知多研
- 専修大学教授 青木 美智男
- 日本福祉大学客員教授 永原 慶二
- 日本福祉大学教授 福岡 猛志
- 愛知県教育委員会文化財課主任専門員 赤羽 一郎
- 常滑市民俗資料館学芸員 中野 晴久
- 日本福祉大学客員教授 林 英夫
- 東北学院大学講師 斎藤 善之
- 知多半島総合研究所研究員 曲田 浩和
- 知多半島総合研究所研究員 髙部 淑子
- 名古屋大学史資料室 神谷 智
- 日本福祉大学客員教授 春名 徹
- 京都大学人文科学研究所助教授 籠谷 直人
