岡山県津山市にある社会福祉法人総社保育園で保育士としてお勤めの磯山愛さんにオンラインでお話を伺いました。

物心ついた時から、ずっと保育士になりたかった磯山さんに、日本福祉大学を選んだ理由を尋ねました。

『両親と兄が日本福祉大学の卒業生ということで、大学と言えば日本福祉大学!という環境にいました。その上で、福祉の視点をもった保育士になりたい、障害のある子どもや個性の強い子どもへの支援を学びたい、という思いがあったので大学選びに迷いはなかったです。』

幼い頃からの夢をかなえるため、大学時代、二つのサークルに所属し部長を務め、まさにサークル付けの毎日だったとか。
「児童文化部あかとんぼ」で、人形劇作りに取り組み台本制作から監督までを担ったそうですが、この経験が保育園での仕事にそのまま役立っているとのこと。
「ラテン音楽同好会」では、高校まで習い続けたピアノの腕を活かしキーボードを担当し、保育園でもピアノ演奏は磯山さんの強味となっているそうです。
また、飲食店でのアルバイトも、4年間続け看板娘(店長代理!?)として活躍されました。この経験も、園児の保護者や仲間同士とのコミュニケーションに活かされているように、感じました。
そして素敵な保育士さんとして活躍している磯山さんに、何よりも大きく影響を与えたのがゼミの江村和彦先生。造形活動を主軸に、子供たちの主体性をはぐくむ姿勢や方法が身に付いたと語ってくれました。
大人が子どもたちに行程を示すのではなく、子ども達がやりたいこと出来ることを引き出し、助ける形で子どもの成長を促す、こんな保育士のまなざしを4年間の学びの中でしっかりと自分のものにされ、愛情あふれる保育士としていきいきと活躍されています。
インタビューをしていて聞き手がすっかりファンになってしまうほど、明るく優しく聡明な人柄があふれ伝わってきました。

最後に在学生へのメッセージをいただきました。

『私が大学生活をしていた頃と違い、コロナ禍の学生生活は様々な制限があることと胸を痛めています。
ただ、大学時代から、コロナ禍の対策・制限下の工夫などを学び、社会人になれるという見方もできると思います。
どうかコロナに負けないで、楽しみを見つけてほしいです。』

子どもが困った時に頼られると心からやりがいを感じます。
信頼関係を築き、その子らしさを認め愛情を持ってかかわり、子どもたちの伸びる力を育てたい!
とっておきの笑顔でそう語ってくれた磯山さん。
これからの益々のご活躍を楽しみにしています。

社会福祉法人総社保育園 保育士

磯山 愛さん

AI ISOYAMA

  • 2019年日本福祉大学 子ども発達学部(現在の教育・心理学部)を卒業
  • 岡山県/津山東高等学校出身

<取材:岡山オフィス>