FACULTIES

FACULTIES 相手を大切に思って関わることの大切さを学んだ4年間。

学生インタビュー

健康科学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻

就職先:医療法人社団 敬仁会 桔梗ヶ原病院
小松 はなさん

2023年3月卒業
長野県/岡谷南高等学校 出身
中村泰久研究室

●入学をめざしたきっかけは?
中学生の頃からリハビリテーションの仕事に関心がありました。オープンキャンパスに来てみて、温かく接してくだる先輩方や、作業療法を熱く語る先生方が学びの楽しさを教えてくださいました。この経験が入学の動機になりました。

●研究テーマとそのおもしろさを教えてください。
卒業研究テーマ「認知症高齢者への効果的・効果的でない作業療法介入の分析」
認知症のある高齢者に作業療法士が介入する際の流れや注目するポイント、また、効果的/効果的でない介入の相違点や共通点を分析した上で、これから認知症高齢者への介入を行う作業療法士や実習生が、どのようにすれば効果的な介入が行えるかを研究しました。たどり着いた結論は、患者さんの生活歴を把握し、その人の好きなことを作業療法に取り入れるなど、個人因子を重視した介入の重要性です。認知症の症状は一人ひとり異なり、介入の方法も多様です。どのように考えていけば効果的な作業療法につながるかが研究でき、これからの臨床での実践が楽しみです。

●卒業後の目標は?
臨床実習では病院で治療を受けることだけでなく、退院後の生活を支援することの重要性を学びました。就職先は病院の他に高齢者・障害者施設も運営しており、途切れ目のない支援で地域住民の暮らしを支得ていることに魅力を感じました。大学で身につけた、相手を大切に思って関わる姿勢を、卒業後も大切に持ち続けます。

MY LEARNING STAGES

1・2年次 人との関係の在り方を経験の中で学ぶ。
1年の夏には24時間テレビの企画「巨大ドミノ倒し」に参加。暑い体育館の中、みんなで頑張る経験を通して、何事も人任せにせずチームの一員として協力し合うことの大切さを学びました。2年次はコロナ禍のため友達と会うこともできず寂しい期間に。普段どれほどみんなに支えられていたのかがわかり、身の回りの人を大切にすることを意識するようになりました。

3年次 意見を出し合うことで得られる多様な視点。
グループで行う演習科目で、意見交換の重要性を学びました。それまでの私は、「他の人が考えた内容の方が自分の考えよりもいいだろう。その人の意見を聞いていればいいや」と考える傾向がありました。グループ演習を経験したことで、みんなが意見を出すことでより多くの視点から考えることができ、よりよい改善策が見つかることが実感できました。

4年次 忙しさの中で計画性や集中力を身につけた。
卒業研究、国家試験対策、就職に並行して取り組んだ4年次。多くのことを同時にこなすのが苦手でしたが、スケジュール管理や優先順位を考えて行動する習慣が身につきました。また、限られた時間で集中して物事に取り組む力が鍛えられたのはないかと感じています。

日本福祉大学 入学広報課

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