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「第1回ウェルビーイング工学アイデアコンテスト」表彰式を開催しました
日本福祉大学ウェルビーイング工学研究センターは、年齢や障害の有無を超えて、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現を目指し、「第1回ウェルビーイング工学アイデアコンテスト」を実施。2026年1月10日(土)に、STATION Ai(名古屋市)にて表彰式を開催し、大学生・一般部門、U-18部門の入賞者6名が、応募作品の紹介とともに表彰を受けました。
本コンテストでは、「機器」「情報技術」「建築・環境デザイン」など工学的アプローチを切り口に、日常生活や地域社会の課題を解決し、ウェルビーイングの向上につながるアイデアを募集。第1回となる今回は、大学生・一般部門21件、U-18部門389件、合計410件の応募が寄せられました。
研究センター長が語る「ウェルビーイング工学」と本コンテストの狙い
開会にあたり、ウェルビーイング工学研究センター長の児玉善郎教授が挨拶し、受賞者へ祝意を述べるとともに、センターの概要と本コンテストの意義を紹介しました。
児玉センター長は、同センターが「人々の幸せ(ウェルビーイング)を工学的な技術を用いて研究・開発し、実装していくこと」を目指して設置されたことに触れ、従来の福祉用具に限らず、情報、建築、都市空間など生活を支える幅広い領域へと対象を広げてアイデアを募った経緯を説明しました。
また「受賞者の作品を共有し、これからさらに飛躍させていく機会にしたい」と、今後の継続開催への意欲も語りました。
受賞者が作品を発表、教員が講評――“実装”へ向けた対話も
表彰は、大学生・一般部門、続いてU-18部門の順で実施。各作品はパネル展示され、受賞者がアイデアの背景や工夫点を発表した後、実行委員の教員が講評・コメントを行い、表彰状が授与されました。
大学生・一般部門最優秀賞を受賞した小坂文乃さん(奈良女子大学)は、感情の変化を「色」や「触感」で記録し、他デバイスにも連携できるアイデア「ココイロ」を発表。講評では、障害のある人などが抱える「感情を表しにくい」「緊張しやすい」といった場面での支援や、集団場面でのコミュニケーション促進にもつながる可能性が示され、「一緒に研究しましょう」といった今後の発展を期待する声も寄せられました。
また、大学生・一般部門優秀賞では、日用品を組み合わせ、3Dプリンターも活用しながら“できる”を増やす自助具のアイデアが紹介され、介護・人間工学の観点から「日常的に続けられる工夫」「対象者に合わせたアップデート可能性」が評価されました。
U-18部門では、料理が得意でない人や高齢者、視覚障害者など多様な利用者を想定し、点字や絵表示も取り入れた「調味料バー」や、買い物時の負担を軽減し周囲への配慮にもつながる「自動運転機能付き買い物カート」、困っている人と助けたい人をつなぐ「やさしさシェアアプリ」、満員電車などでも見やすい「見上げて案内掲示板」など、身近な困りごとから発想した提案が並びました。
工学部長が語る“社会実装”の可能性――STATION Aiとの連携も視野に
閉会にあたり、工学部長の福田教授が挨拶し、工学部および研究センターが掲げる「テクノロジーを通したケア」の重要性を述べました。さらに、STATION Aiにはスタートアップ企業が集積していることに触れ、「アイデアを社会実装へつなげていく環境がある」とし、受賞者や参加者に対して、今後の展開への期待を語りました。
入賞作品
大学生・一般部門
最優秀賞:ココイロ(奈良女子大学 小坂文乃さん)
優秀賞:グーでも袋開封(山﨑里美さん)
U-18部門
最優秀賞:調味料バー(四日市西高等学校 伊藤菫さん)
優秀賞:らくちん買い物カート~自動運転の快適をあなたに~(竹内彩乃さん)
優秀賞:やさしさシェアアプリ~困っている人と助けたい人をつなぐアプリ~(西陵高等学校 大橋美緒さん)
優秀賞:見上げて案内掲示板(西陵高等学校 𠮷野胡春さん)
ウェルビーイング工学アイデアコンテストについて
本コンテストは、工学的な知見を活かしながら、日常生活や地域社会における課題を解決し、人々のウェルビーイング向上につながるアイデアを募集する取り組みです。大学生・一般部門、U-18部門の2部門を設け、世代や専門を超えた視点から多様な提案が寄せられています。


