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2024年度入学式を挙行しました
4月1日、1,266名(学部生1,176名・大学院生90名)の新入生を迎えて2024年度入学式を挙行(午前:美浜キャンパスSports Lab SALTO 午後:東海市芸術劇場)しました。
当日はご来賓として、美浜町長と東海市長、鈴木正修学園長からご祝辞を頂戴しました。また、全国社会福祉協議会の村木厚子会長や日本赤十字社の清家篤社長をはじめ、中央共同募金会、愛知県社会福祉協議会、愛知県共同募金会や、自治体、社会福祉法人、他多数の皆さまから祝電を頂戴しました。
原田正樹学長は、「日本福祉大学は福祉を平仮名で標記し、『ふつうのくらしのしあわせ』と考えています。小学生にしあわせを感じる瞬間を聞くと、ご飯を食べているときや友達と遊んでいるときなど、素朴な回答をしてくれます。『ふくし』とは難しいことではなく、日常生活の中にあるものです。」と本学の『ふくし』の考え方を説明しました。
しかし、この当たり前にある「ふくし」は災害などによって一瞬で崩れてしまうことがあります。なので、「本学では、専門分野の学びを基礎とし、学部や学問領域を越えた様々な学びを大切にしています。大人が作り出してきた規制の枠組みを疑い、新しい『ふくし』を自分の体験を通して見つけてほしい」とエールを送りました。
鈴木正修学園長は、「学園創立者の鈴木修学先生は、身命を賭して50歳で100日の荒行に入行され、その最中に『建学の精神』を書かれました。本日入学された皆さんには志を高く持ち、日本福祉大学で経験や学びを深め、実り多い有意義な学生生活を過ごしていただきたい」と祝辞を述べられました。
美浜キャンパスで挙行した午前の部では、美浜町の八谷充則町長より、「大学では、専門的な知識や技能を身につけることができます。また、成果を気にせず、やりたいことができる貴重な時間でもあります。趣味やアルバイトなど、自身を高める何かを見つけ取り組んでいただきたいです。そして、最後に皆さんにお願いが1つあります。それは、それぞれのキャンパスで過ごす学生生活の中で、より美浜町を、半田市を、そして東海市を知り、それぞれの市町のファンになり、その魅力を外に向かって発信して欲しいということです。皆さんの学生生活が充実した楽しいものとなることを願っています」と祝辞をいただきました。
東海市芸術劇場で挙行した午後の部には、東海市の花田勝重市長にご臨席いただきました。ご祝辞の中で、東海市出身の先人で、江戸時代の儒学者である細井平洲先生の言葉『学、思、行相須って良となる。』を紹介しました。この言葉の意味は、「学問は、机上のものだけでは意味を持たない。自分なりに考え、意見を持ち、行動に移すことによって、生きた学問となる。」という意味です。「友人との交流や地域での活動に積極的に参加し、日本福祉大学での学びを『生きた学問』として実践することで、無限に広がる可能性を大きく開花していただきたい」とエールをいただきました。
また、新入生誓いの言葉として、大学院代表1名、大学代表2名が誓いの言葉を述べました。※以下、一部抜粋。
医療・福祉マネジメント研究科 医療・福祉マネジメント専攻 修士課程 杉浦裕子さん
医療現場の福祉職として働く中で、患者さんやご家族からありがたいお言葉を頂戴することがあります。どのような支援に感謝していただけたのか、どのような関わりが助けとなったのか、この疑問を研究を通して明らかにしたいと思い、進学しました。周囲への感謝の気持ちを忘れず、学業・研究に邁進したいです。
教育・心理学部 学校教育学科 近藤優永さん
私には、特別支援学校の教員になり、障害あるなしに関係なく、その子の個性を活かしつつ、その子が望む教育のお手伝いをするという夢があります。高校では、地域とのつながりを大切にする活動を行ってきました。このような経験を大学でも大切にし、充実した大学生活を楽しみつつ自身の目標を達成するために勉学に励み、多くのことを学びたいと考えています。
看護学部 看護学科 細井あんじさん
今年は新年から能登半島地震があり、被災地の現状を見る度考えさせられ、胸が苦しくりました。将来、人の気持ちに共感し、患者様やその家族に寄り添える看護師になりたいです。病棟看護師としてもですが、今回のような大規模災害のように、日常が奪われた方が生活している避難所などで活躍する災害支援ナースにも憧れています。これからの4年間、看護師としての知識や技術はもちろん、日本福祉大学スタンダードで示されている「伝える力」「見据える力」「共感する力」「関わる力」「地域社会に貢献する力」を習得するため全力で励みます。そして、どんな場面でも、患者様の心に寄り添ったケアができる看護師になります。