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日本福祉大学 飯田セミナーを開催しました

レポート
2023年12月22日

日本福祉大学後援会は、全国各地にて日本福祉大学セミナーを開催しております。
9月30日(土)にムトスぷらざにおいて日本福祉大学セミナー(飯田会場)をハイブリッド形式で開催しました。

メインシンポジウム、事例報告、パネルディスカッションの様子

内容 時間

日本福祉大学飯田セミナー
テーマ:『南信州から考えるこどもの居場所づくりや支援のあり方』

講師:湯浅 誠 氏 (特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)、他

総合司会・コーディネーター:宮國 康弘(日本福祉大学 社会福祉学部 社会福祉学科 講師)

以下の3部構成で開催

第1部 メインシンポジウム
「こどもが輝く、こども食堂(居場所)の価値」

◇講師:湯浅 誠 氏

13:30~14:40

第2部 事例報告

◇事例報告1 芹澤 恵美 氏(こども応援隊 事務局)
◇事例報告2 北村 裕美 氏(夢かなえ食堂 代表)
◇事例報告3 新美 亮介 氏(伊那市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター)

14:40~15:30

第3部 パネルディスカッション
「こどもを支える地域とは」

◇シンポジスト・事例報告者によるパネルディスカッション
◇指定発言 和田 浩 氏(健和会病院小児科医)

15:40~16:30
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第1部のシンポジウムでは、講師の湯浅氏が、こども食堂とはどういうものかについて事例を交えて紹介しながら、「こども食堂では家で食べないものも食べてくれる、家よりも勉強に集中してくれると保護者の方から言われることが多い。それを私たちは居場所の力を呼ぶ。」と話し、その理由として「誰かに見てもらえているから。居場所とは、誰かにちゃんと見てもらえて、受け止められて、尊重されている、つながっていると感じられるような関係性のある場のこと。」と強調しました。続けて、「居場所は数も大事。できれば多い方がいいし、外に出られないなら訪問やオンラインでもいい。少なくとも一つの居場所をつくる。これを追い求めるのが私たちの理想。」と力強く語りました。

また、その後の第2部ではこどもの居場所づくりや支援を行う3名の事例報告、第3部では事例報告をした3名と湯浅氏、健和会病院小児科医の和田浩氏を指定発言者に迎えたパネルディスカッションを実施しました。

参加者からは「堅苦しくなく、かみ砕いた内容で理解しやすかった。」、「居場所が多ければ多いほど自己肯定感が高くなる言葉に共感しました。」、「いろんな方の多様な視点に基づくお話をお聞きできるのはとてもよいと思いました。」、「どのように地域の人が協力して、子ども食堂を実現しているかが理解できた。手探りで食堂を運営しながらも、子どもを大切にしつつ、世帯や地域にも目を向けていることが分かった。」、「自分の地域でも何かできることがないかと考えさせられました。」などの感想が寄せられました。