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本学の災害ボランティアセンターが「令和5年度東海市市民総合防災訓練」へブース出展しました

レポート
2023年12月20日

東海市三ツ池小学校で「令和5年度東海市市民総合防災訓練」(10月28日)が実施され、本学の災害ボランティアセンターが、『子ども防災キャンプ-アウトドアの道具や知識を使って減災を学ぼう!-』というテーマでブース出展しました。

この企画は、「令和5年東海市大学連携まちづくり推進事業」の活動として実施されたもので、高村センター長と学生7名(社福4年、経済4年、3年)が、救護・防災資材取扱訓練の一環として、子どもを中心とした対象者に2種類の体験コーナーを提供し、防災訓練に参加した子どもや市民の約60名が体験しました。

体験1:『ホイッスルで身を守ろう!』

災害発生時にがれきなどで身動きがとれなくなった際や、ふだんの生活で危険な目に遭いそうになった際にも、大きな音の出るホイッスルは役に立つものの、ホイッスルで大きな音を出すのは難しいことから、ホイッスル配布し、鳴らす体験を提供しました。

  • 閉じ込められた想定で、ダンボールロケットの中に入ってもらう
  • 思いっきりホイッスルを吹いてもらう
  • 騒音計で音量を測ってどのくらいの音が出たかを確認
  • ホイッスルはプレゼントする

体験2:『避難所(キャンプ)の睡眠を体験してみよう』

避難生活において睡眠は大切です。キャンプ用品を使って、避難時の睡眠環境の体験を提供し、被災時の睡眠環境を考える体験を提供しました。
一番寝心地がいいと思ったものにシールを貼ってもらいました。

ワークショップと体験の両方を頑張った子どもには、東海市の助成金を利用して作成した缶バッチをプレゼントしました

メディアスエフエムのインタビューに応じる学生

終了後のミーティング

終了後のミーティングで、高村センター長は「現地で避難所ボランティアとして活動することはそれほど簡単な事ではない。今日のようなイベントを通じて、子どもたちやお年寄りなど、様々な世代の人とのコミュニ ケーションを積み重ねることが実はとても大切」と締めくくられました。

参加学生の感想

  • 今回参加して、人に教えることで自分自身の理解度も深まってよかった。このような学びの積み重ねが災害時に役に立つなとおもった。子供たちが楽しく参加してくれたと感じ、自分も楽しい時間になった。
  • ホイッスルを普段ふく機会はないため、参加した方からは「ホイッスルをふくよい機会になった」という声があった。今年度は小学生の参加が多く、楽しく防災について学ぶ機会になったと思う。
  • ワークショップを運営する方法について、パネルの作り方、会場設営の方法、子どもが楽しく防災を学ぶ工夫などを知る機会にもなった。
  • 東海市市民総合防災訓練で、子供たちが楽しそうにしているのを見て嬉しい気持ちになった。
  • 子供たちのほとんどが、ホイッスルで大きい音を出すことができていて、驚いた。
  • 災害が起きて欲しくないが、もし起こってしまった際に、役に立ってくれたらいいと思った。
  • 今まで防災の知識を子供たちに伝えるというのは難しいと感じていたが、今回のイベントは子供たちが積極的に参加し、災害時に必要な知識を教えることができた。楽しいものを防災に繋げれば子供たちが学びにきてくれるという、「伝え方」を学んだ。
  • これは今後に活かせると思うため、これからのイベントに多くの方が参加していただけるように工夫していきたい。
  • 展示をするだけではなく、体験コーナーを用意することで、関心を持ってもらい、やってみたい!と感じてもらうことができたのではないか。
  • 参加した後のお子さんが、みんな笛を鳴らしていて、ホイッスルっていうものがあるんだな、これを鳴らして助けを呼ぶことができるんだな、と新しい発見になっていたらいいなと思う。
  • 被災した時に寝る時に敷くものの展示では、もう少し自分が知識をつけておくべきだったと反省した。この商品を使うメリットや、他物と比較してどう優れているかなどを伝えられるようにしたい。

今後の取組

今後は、スタッフとなる学生の知識や技術を高める取組(炊飯や調理などの体験など)や防災知識を広めるためのリーフレットの作成などを予定している。