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日本福祉大学福井セミナーを開催しました
日本福祉大学後援会は、全国各地にて日本福祉大学セミナーを開催しております。7月8日(土)に福井市地域交流プラザにおいて日本福祉大学セミナー(福井会場)をハイブリッド形式で開催しました。


金澤泰子客員教授による講演

内容 | 時間 |
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日本福祉大学福井セミナー テーマ:『ダウン症の娘(こ)と共に生きて ~翔子とのこれまでのあゆみ~』 講師:金澤 泰子 日本福祉大学 客員教授 金澤 翔子 日本福祉大学 客員准教授 |
13:00~14:00 |
大学近況報告・就職状況報告 | 14:10~15:00 |
保護者個別懇談会 | 15:10~16:30 |
講演会冒頭に、金澤翔子さんによる「飛躍」の文字を書く揮毫(きごう)が行われました。体全体を使ったダイナミックなパフォーマンスに参加された皆さんは見入っていました。
講演では、金澤泰子さんは子供を授かったときの喜びとダウン症を宣告されたときのご自身の感情や背景について説明され、学校での対応や今でも胸に残っている言葉など、ふたりで歩んできた軌跡について触れられました。
小さな頃は、親として悲しみに暮れることが多かったが、保育園や小学校で、翔子さんがいるとクラスが穏やかになり、明るくなると言われたことが自身の気づきになったこと、4年生になり、普通学級への通学が難しくなった時に、毎日親子で「書」に取り組んだことが書家としての基本を身に付ける機会となったことなどを話されました。
泰子さんは、親子ということは関係なく、厳しく指導を行ったが、翔子さんはいやだとか、やめたいと言わずに取り組み、我慢や忍耐を身に付け、その後もいくつもの厳しい試練を経験したが、それらがなければ翔子さんが書家となることはなかった、闇が深くて悲しくてつらいほど、それを乗り越えると大きな光が差し込んで活路が開けてくることを身をもって体験したと話されました。
ダウン症だからできないと決めつけるのではなく、時間がかかったとしても信じて待つことが大切だと締めくくりました。
参加者からは「翔子さんが物事を肯定的に捉える姿勢が印象的に残りました。」、「どの人も肯定することで人は皆幸せを見つけることが出来るという言葉が心にしみました。」、「人に喜んでもらいたいという気持ちが伝わってきました。お母さんの翔子さんへの見方が変わったことの意味がとても大切なところだと思いました。」、「その日その日の今を大切にして生きることの大切さを教わりました。」、「生の書道を見ることができて本当に来て良かった。」などの感想が寄せられました。
講演会終了後、原田忠直学長補佐が大学近況報告として、大学重点課題、学園創立70周年、研究の取り組み、学内行事や学生諸活動の様子、学部長メッセージ等について紹介しました。
最後に2022年度卒業生の就職状況および大学で行っている就職支援について紹介しました。