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「ざっくばらんなカフェ×福祉の魅力発信~若手交流会~」を開催しました

レポート
2023年08月29日

 8月21日(月)高浜市いきいき広場にて、「ざっくばらんなカフェ×福祉の魅力発信~若手交流会~」を開催しました。
 介護人材不足に向けて「福祉に興味を持ってもらうにはどうすればよいのか」を若者が考え、交流することを趣旨に、高浜市と日本福祉大学高浜市まちづくり研究センターが主催し、介護の現場で活躍する職員や本学学生(社会福祉学部・経済学部・看護学部)等、計15名が参加しました。

開会

 コーディネーターを務める本学の吉村 輝彦 学長補佐より「今回の開催テーマにもあるように、福祉に興味を持ってもらうためにどのような方法があるのか、ざっくばらんに意見交流する場にしたい。また、自分が福祉に興味を持った理由についてもぜひ話していただき、仕事の楽しさややりがいについても共有し、日々の励みにもつながればありがたい」と話されました。

開会に先立ち参加者にざっくばらんなカフェの趣旨を説明する吉村 輝彦 学長補佐

問題提起

 (福)昭徳会人事課長の纐纈純司氏より、「福祉=介護だと思われることが非常に多いと感じている。多くの人はイメージがそこで止まっているため、興味を持つまで至ることがなく、結果として人材不足につながっているのではないか」と問題提起がありました。

問題提起を行う纐纈 純司 人事課長

グループワーク

 グループワークのテーマは「なぜ福祉に携わる仕事を選んだ(興味を持った)のか」と「福祉に興味を持ってもらうためにどうすればよいか」の2つが設定されており、参加者からは「高校の実習でお世話になった施設の方の人柄に惹かれて就職を決めた。利用者や家族の方に感謝される仕事なので、とてもやりがいを感じている。幼少期から福祉に触れる経験を段階的に積ませることや、無意識にしている行動が福祉につながっていると気付かせるよう、総合的な学習(探究)の時間で学ぶことが大切ではないか」との意見が出されました。

グループワークの様子

閉会

 コーディネーターの吉村輝彦学長補佐より「私の専門はまちづくりだが、目標に至る方法は限定される必要がないと考えている。結果的にまち全体がよくなれば、参加者自体は必ずしもまちづくりに興味を持つ必要はなく、住民が自分の好きなこと・得意なことで関わる方法があってもよいのではないだろうか。
 また、今回は発信方法に関するテーマもあったが、住民が情報を受信する方法も重要な問題だと感じている。若い皆さんは受信能力が高いと思うが、何が良くて、どんなものを受け入れやすいと感じていることと、発信したい方法は必ずしも一致しないのではないか。
 最後になるが、福祉分野は他領域との連携の余地を残している部分が多いと感じている。これまでは福祉分野の専門職だけが活躍する仕事だと思われていたが、デザインなどのクリエイティブ能力が発揮できる部分もあり、実際に福祉領域以外の専門性を持った方の採用事例も増えつつある。再びこのような場で皆さんと福祉について意見交流できる機会があればありがたい」と話されました。

 最後に、高浜市役所の都築 真哉 介護障がいグループリーダーより、「若い皆さんの柔軟な発想を聞くことができ、大変参考になった。福祉の興味喚起だけでなく、広報の方法自体の変革が求められていると感じている。また皆さんと意見交流する機会を持ちたい」と話し、本会は盛会のうちに締めくくられました。

閉会の挨拶を述べる都築 真哉 介護障がいグループリーダー