第21回高校生福祉文化賞エッセイコンテスト『書き方』×『探究学習』指導講座を開催しました

6月2日（金）高校教員を対象に、『書き方』×『探究学習』指導講座を開催しました。
本講座は講師として、朝日学生新聞社の高橋宏輔氏をお迎えし、2部に分けて実施しました。

第1部

過去の本コンテスト入賞者の作品を題材にどの点が評価されていたのか、また、エッセイと小論文や新聞の書き方の違いや注意点等について学びました。高橋先生からは「エッセイは形に固執せず、気持ちを伝えることに魅力がある。表現力を高めるためにもぜひ取り組んでほしい」と話されました。

第2部

探究学習について、「事前学習がとても重要であり、学力以上に生徒の興味・関心をいかに引き出すことができるかにかかっている。一律での指導が難しいものではあるが、ぜひ取り組んでいただきたい」とお話されました。参加者からは「進学校ほど一律での指導を好む傾向がある。進路指導も大事ではあるが、資質の育成にも寄与するような指導にしていきたい」など、活発な意見も出されました。
他にも大学入試を参考に、「書く形式の記述式と面談は行う行為こそ違うが、出題者が求める回答はある程度方向性が決まっている。これは就職活動にもつながるが、出題の意図を察する力やコミュニケーション能力がこれからの時代には求められている。知識だけでよい時代は既に終わっているので、ぜひ考え続けさせるような指導を行っていただきたい」と話され、講座は盛会の内に終了しました。

参加者からは「新聞記事と小論文とエッセイでの伝え方の違いについて学ぶことができた」や「自身が教育現場で感じていることの裏付けを聞くことができ、日々の授業等に自信を持つことができた」などの意見が寄せられました。

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