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【国際福祉開発学部】留学生が119番通報の対応訓練「三者同時通訳訓練」に協力しました
12月21日に東海市消防本部の要請により、東海キャンパスでは「三者間同時通訳を活用した外国語対応訓練」を実施し、国際福祉開発学部の留学生4人が協力をしました。これは、外国語しか話せない傷病者、関係者に対して円滑に消防・救急活動が進むよう、通訳センターを介しての外国語対応訓練です。協力したのは日本語能力の高い留学生4人でしたが、訓練では母国語しかわからない傷病者、関係者という設定で、現場に駆け付けた消防署員と通訳センターとやり取りを行いました。
中国語の訓練
中国語の訓練には、国際福祉開発学部4年の陳ブン(チン・ブン)さん、李黛玉(リ・ダイユ)さん、金銘(キン・メイ)さんの3名が協力しました。
訓練後は消防署員からの「このようなシステムがあることをどう思うか?」「落ち着いてと伝えるときは、どう表現をしたら良いか?」「通訳センターの職員の翻訳は間違ってなかったか?」などの質問に対しても、留学生はしっかりと(日本語で)受け答えをしていました。また、「今回は標準語だったが、中国語の方言は、北と南では大きく違うのでその対応が必要かもしれない」など感想を述べました。
英語の訓練
英語の訓練には、国際福祉開発学部4年でネパール国籍のブダトキ・ソスティカさんが協力しました。
訓練のあとソスティカさんは「通訳が英語で話すときにもう少し短いセンテンスの方が伝わる」「通訳の人は伝えたいところをもっと強く言うと良い」「意識状態が悪い時は、ボディー‐ランゲージの方が伝わる」など積極的に意見を伝えていました。
また、救急隊が着用しているユニフォームの「Tokai FD」という表記について署員から質問されると「FD(Fire Department)より、EMS(Emergency Medical Services)の方が理解し易い」と率直に 答えていました。
全体としては、東海消防本部の署員の方、訓練に協力した留学生、立ち会った本学職員がそれぞれに今回の訓練の有益性を実感し、次年度以降もこの訓練を発展・継続していくことを確認しました。