12月5日に医療専修恒例の模擬カンファレンスが開催されました。医療専修3年生が主役の一大イベントです。各ゼミの学生が医療ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、医師や看護師、ケアマネージャー、当事者などに扮して、当事者支援に向けての協議をするというものです。2年生、3年生、4年生が、大教室に結集して実施したのは3年ぶりです。

今回の模擬カンファレンスのテーマは、脳梗塞を起こして入院することになった、70代の女性の退院後の家族を含めた支援です。前半は、ご本人の状態を確認した上で、退院に向けた支援計画について検討しました。後半では、娘（統合失調症、50代）の生活課題含めた、家族全体の支援について検討しました。2週間前にリハーサルを行ったのですが、その時と比べると、数段いいカンファレンスになっており、学生たちの底力を感じました。参加した学生から多数の質問や感想が寄せられましたが、1年前に模擬カンファレンスを体験した4年生のコメントが鋭く、1年間で大きく成長したことが感じられました。途中、藤田医科大学との多職種連携に関する合同授業に参加した学生からの報告があり、カンファレンスにおける多職種連携の重要性の理解がさらに深まりました。参加者全員にとって大変有意義な3時間でした。