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南砺市地域包括ケアセンターで潜在看護職災害対応研修会を実施しました
11月19日、南砺市地域包括ケアセンターで災害対応研修会が開催され、7名が参加しました。この取り組みは2019年~2021年までの3年間本学が厚生労働省の補助金に採択された事業内容を今年度も継続しているものです。潜在看護職者等(看護師・保健師・助産師等の免許を有しているが、現在は所持している免許の仕事に就いていない方もしくは災害時の参集義務のない方)を対象としたベーシックコース全5回の研修会のうちの2回目にあたります。なお南砺市での実施は昨年度に引き続き2回目となりました。(ベーシックコース2回目以外とアドバンスコース全4回の研修はオンデマンド配信)
研修会の前半では名古屋掖済会病院の北川喜己 副院長が災害初期の傷病者対応(トリアージ:災害時における傷病者の緊急度評価)について座学およびペアワークによる実践練習を行いました。後半は2グループに分かれ、①開放性気胸・フレイルチェスト②四肢骨折の固定③穿通異物・脱出腸管への対応④頸椎固定・ログロールの各演習を実施しました。この演習ではサランラップ・ナイロン袋・タオル・養生テープを使用し、身近なもので緊急時の応急処置ができることを学ぶ貴重な機会となりました。また参加者はお互いにコミュニケーションを取りつつ、インストラクターの砺波地域消防組合の救急救命士の方々に積極的に質問する様子が見られました。
参加者からは「元々知っている知識もありながら、より詳しく復習できた」「オンラインではなく、対面でした方が良いと思った。消防の方から直接話を聞けて良かった」という感想が聞かれました。研修会について、砺波地域消防組合の米道修 消防本部警防課主幹は「今回参加されている看護師さんは意識が高く、積極的な方が多い。都会なら人が集まるが、この地域は人口が多くないのでこのような取り組みは何度も地道に実施してくことが大事です」と述べました。