新入生の皆様
保護者の皆様

日本福祉大学 学長
児玉 善郎

この度は、本学へのご入学が決まりましたこと、誠におめでとうございます。保護者の皆様にも、お祝い申し上げます。新入生の皆さんを心より歓迎するとともに、本学において充実した学びと豊かな学生生活が送られますよう、教職員一丸となって取り組んでいく所存です。

2020年から2年にわたり新型コロナウイルス感染症蔓延が続き、感染防止に留意しながらの学校生活、日常生活を強いられる中で、受験生として大変な苦労や困難があったことと思います。それらを乗り越えて、本学に入学が決定された皆さんの努力を称えたいと思います。保護者の皆様におかれましても、不安を抱えながらも温かく見守り、支えてこられたことと存じます。

本学では、新型コロナウイルス感染症蔓延が続く中でも、学生・教職員の命と健康を守ることを最優先にしたうえで、学生の皆さんの学びの継続を保障するとともに、教育の質の維持・向上に努めて取り組んでいます。

2020年度・2021年度においては、感染状況を見極めながら、対面授業と遠隔授業を併用して実施しました。感染状況が落ち着いている時期には対面授業を出来るだけ増やして実施し、感染が拡大している時期には遠隔授業中心としたうえで対面でなければ教育効果が上がらない実技・実習系の科目に限り対面授業で実施しました。遠隔授業の実施においては、授業を担当する各教員が科目の性格・特性に応じて、Zoomを用いた同時双方型授業、オンデマンド授業等を適宜選択し、教育効果が上がるよう工夫をして取り組んでいます。

ただし、大学の本来の機能としては、学生たちがキャンパスに集い対面授業を受けられるともに、学友や教職員との交流を深めることやサークル活動を通じて様々な経験ができるようにすることが重要であると考えています。

そこで、2022年度の授業実施については、対面授業を基本として実施する方針とします。
対面授業の実施に際しては、学生の皆さんの感染防止に最大限配慮し、キャンパスに滞留する学生数が多くなり過ぎないように時間割等の工夫を行うとともに、教室の換気・間隔を空けた着席等の3密対策、マスク着用の徹底、消毒液の配置などの対策を徹底します。また、基礎疾患や障害のある学生、健康に不安のある学生など、キャンパスに通うことが困難な学生には、対面授業を自宅等の遠隔でも受講できるように配慮します。ただし、感染拡大が発生し、国や自治体から緊急の措置や宣言等が発出されるなどの事態が生じた場合には、遠隔授業に切り替えて実施する場合があります。

授業の履修方法や学生生活上の留意事項等については、4月の新入生ガイダンスにおいて詳しくご説明します。4月に、新入生の皆さんが本学各キャンパスに元気な姿で集われることを楽しみにお待ちしています。保護者の皆様におかれましては、ご理解・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。