国際福祉開発学部 地域連携ポリシー

 日本福祉大学国際福祉開発学部では、地域の課題を探り、その解決に向けた研究・教育を進めることを基軸として、国内の諸地域はもとより、東南アジアを中心とした発展途上地域での、持続可能な開発のあり方を研究するとともに、地域社会と世界の人々の持続可能な「幸せ」のために、国際的なチームで協働して地球市民としての責任を果たすことができる人材の育成に取り組んでいる。
 特に教育面では、1 年間を 4 期に分けたクォーター制の下で、学生が国内外の開発現場で一定期間実習・研修を行うことのできるしくみを導入し、現場から学ぶ経験・知恵と、大学での理論的・体系的な学びとの有機的な連携を図っている。また、東海キャンパスに開設されている立地特性を生かし、知多半島での地域課題の解決に向けた取り組みを進めている。さらに、日本語教師養成プログラムを持ち、国内外での日本語教師の養成にも取り組んでいる。
 これらの特徴を生かしつつ、地域との重層的な連携関係の構築を進めていく。

基本方針

  • 国際福祉学部は、国内外の多文化共生社会づくりに積極的にかかわるとともに、持続可能な地域開発に寄与することを目指し、地域と協働して教育・研究を推進する。
  • 持続可能な社会づくりに貢献していくため、教育・研究・社会貢献すべてにわたって、国連 SDGs の達成に向けた取り組みを推進する。特に、SDGs1(貧困の解消), SDGs 2(飢餓の撲滅と農業促進), SDGs3(健康確保と福祉促進), SDGs 4(教育・学習の保障), SDGs 5(ジェンダー平等), SDGs 11(まちづくりと人間居住の実現), SDGs 12(生産と消費の確保), SDGs 17(パートナーシップ活性化)の達成に貢献できる研究および人材育成に取り組んでいく。

教育

  • 他者や異文化を理解し、多様な人たちの幸せを願う「ふくし」の心を養うため、国内外の現場との連携を踏まえたフィールドワーク及びボランティア活動を充実させる。
  • 協働型まちづくりや地域開発の現場に実際に参加し、コミュニケーション及びファシリテーション能力を実際に試し、伸ばす機会を充実させる。
  • 英語科教員及び日本語教師を目指す学生の資質向上のため、地域の学校との連携によりインターンシップ及び教育実習を充実させる。
  • 学部の教育活動全体を通して「ふくし・マイスター」の養成に取り組む。

研究

  • 国内外の地域と連携し、協働型まちづくりや持続可能な地域開発に向けた研究を推進する。
  • 国内外の地域と連携し、学校等における協働学習や学習環境デザインの開発及び授業改善に向けた研究を推進する。
  • 知多半島を中心とした地域のニーズをとらえ、日本語および英語教育に係る課題解決に向けた地域志向型研究に取り組む。

社会貢献

  • 国内外の連携・協定自治体など、行政、企業、社会福祉法人、各種団体等との連携を深め、協働型事業の推進に向けて、様々な立場で貢献する。
  • 教育・研究の実践と成果を、学部ブログやニュースレターなどの広報物で発信するとともに、公開講座などを通じて地域に積極的に還元する。