全学部共通 地域連携ポリシー

 日本福祉大学(以下「本学」という)は、「悩める時代の苦難に身をもって当たり、大慈悲心・大友愛心を身に負うて、社会の革新と進歩のために挺身する志の人」の輩出を建学の精神とし、学則において「真理の探求と人間の尊厳を基に、21 世紀の新しい福祉社会と持続可能な地域社会の構築に貢献する指導的人材を育成する」ことを目標に掲げている。「地域に根ざし、世界を目指す『ふくしの総合大学』」として、地域における「ふくし=ふつうのくらしのしあわせ」を希求して、地域と連携した教育・研究ならびに社会貢献活動に取り組んできた。本学は、これまでの取り組みを継承し、次に掲げるポリシーのもとに地域との連携を進め、地域において「ふくし」を創発し、持続可能な地域社会の形成に積極的に貢献していく。

基本方針

  • 日本福祉大学は「地(知)の拠点」として地域社会の中で積極的に役割を果たしていく。そのため、地域が直面している課題解決に向けて、地域と協働し、諸活動を持続的に推進する。
  • 地域における「ふくし」を創発し、多文化共生に基づく持続可能な社会モデルの構築に向けて積極的に行動する。
  • 持続可能な社会を実現していくために、大学の教育・研究成果を生かしつつ、地域の諸団体と連携しつつ国連 SDGs 達成に積極的に寄与する。

教育

  • 地域志向科目を中心に教育の地域志向化を進め、地域に関心を持ち、地域課題を理解し、その解決に向けて貢献できる人財である「ふくし・マイスター」の養成に継続的に取り組む。
  • 地域の協力を得ながら、多様な地域課題の解決に資する地域連携教育および多職種連携教育を開発・推進する。
  • 地域において共に育ちあう教育(共育)を大切にし、就学前教育、学校教育からリカレント教育まで、幅広い学びの拠点としての役割を果たす。

研究

  • 地域社会を構成する市民および諸団体と協働し、地域課題解決につながる地域志向型研究に積極的に取り組む。
  • 知多半島の歴史・文化・産業・福祉・生活・防災減災などを総合的に調査・分析・研究し、知多半島モデル構築に向けた研究を推進する。
  • 持続可能な社会を実現するための国連 SDGs 達成に資する研究を推進する。

社会貢献

  • 連携自治体、協定自治体および産学連携・包括連携協定企業をはじめとした、行政・産業界・社会福祉法人・各種団体等との連携を図り、協働型の社会システムの実現に貢献する。
  • 教育や研究の実践と成果を様々な媒体で発信するとともに、公開講座などを通じて地域に積極的に還元し、地域社会の安全と発展、地域の人財育成に貢献する。
  • 地域志向型教育・研究活動等を通じて連携を深めた地域人財やフィールド等の地域資源について、活用・支援を図るとともに、その価値を社会に広く発信する。