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【レポート】遠山産業株式会社(あさひ自動車学校)×日本福祉大学ウェルビーイング工学研究センター「運転寿命延伸プロジェクト」研究会を開催しました!
6月18日(木)、日本福祉大学ウェルビーイング工学研究センターはSTATION Aiにて、愛知県津島市の遠山産業株式会社(遠山卓郎社長)をお迎えし、研究会を開催しました。
テーマは、これからの超高齢社会を明るく変える「運転寿命延伸(えんしん)プロジェクト」。 「おじいちゃん、おばあちゃんが1年でも長く、安全に楽しくドライブを続けられる未来」を目指し、大学のテクノロジーと企業のアイデアを掛け合わせた、熱いディスカッションが行われました!
「運転を続けること」と「健康」の深い関係
みなさんは、「高齢になったら早めに免許を返納したほうが安全で健康にいい」と思っていませんか? 実は、近年のデータで驚きの事実が分かってきました。
- 運転を続けている人は、認知症になるリスクが【4割】も低い!
- 逆に、免許を返納すると、要介護になるリスクが【8倍】に跳ね上がる!
車を運転することは、脳を使い、外出し、社会とつながるための大切な役割を果たしていたのです。「危ないからダメ」と取り上げるのではなく、「どうすれば安全に運転を続けられるか」を科学的に考えることが求められています。
運転したら記憶が蘇った!?驚きの実証実験
遠山産業さんは、年間6,000名以上のシニアが通う、県内トップクラスの自動車学校を運営する企業です。すでに独自の「高齢者専用コース」を整備し、ユニークな実験を行っています。
2024年12月に行った実験では、すでに免許を返納した認知症のシニアの方に、安全なコース内でハンドルを握ってもらいました。すると、運転をきっかけに過去の記憶が次々と蘇り、普段はなかなか話せないような思い出を楽しそうに話し始めたのです!乗り慣れた車を運転することは、私たちの想像以上に、脳や心を元気にするパワーがあるようです。
研究会でのアイデア
現在の高齢者講習は基本的に「合格か不合格か」を決めるにとどまり、「自分の運転のどこが危ないのか」という細かいデータまでは分かりません。その観点に対し、研究会では以下のようなアイデアが議論されました。
「運転ドック」をつくろう!
人間ドックのように、定期的に運転能力をチェックする仕組みです。「今の状態なら、お昼の明るい時間なら運転OK!」「夜や雨の日はNG」というように、段階的にアドバイスを出すことで、本人も家族も安心して運転を続けられます。
車や体のデータを「見える化」する
車に特殊なセンサーやカメラを取り付けて、ブレーキの踏み方や運転のクセをデータ化します。さらに、「運転中にどれくらい心拍数が変化しているか」といった、体や心の変化も組み合わせて分析する最先端のシステムを開発していきます。
楽しい「お出かけ」との組み合わせ
ただ運転の診断を受けるだけでは、シニアの方も緊張してしまいます。 そこで、「診断のあとは、みんなで美味しいごはんを食べて、温泉に入って帰れるような、楽しいお出かけプログラムにしよう!」という、地域を巻き込んだ楽しいアイデアも提案されました。
これからのステップ
今後は、遠山産業(あさひ自動車学校)さんとウェルビーイング工学研究センターがタッグを組み、まずは簡単なシステムを使って実際の運転データを集める準備をスタートしたいと考えています。
このように日本福祉大学ウェルビーイング工学研究センターでは、「いま社会で困っている人たちの未来を、工学でしあわせにする研究」にリアルタイムで挑戦しています。これからの続報にも、ぜひご注目ください!


