社会福祉学部 お知らせ

トップページ 教育 学部・学科・大学院 社会福祉学部 社会福祉学部 お知らせ 法務教官による講演会を行いました!(社会福祉学部)

 

法務教官による講演会を行いました!(社会福祉学部)

レポート
2024年10月09日

本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、司法系の公務員の仕事の一端を知る目的で、103日(木)の社会福祉学部行政専修1年ゼミ「総合演習」において、ゲストスピーカーによる講演会が行われました。

この日は、瀬戸少年院法務教官の渡邉一真様(社会福祉学部行政専修OB)より「法務教官とは何をする仕事なのか」というテーマでお話しいただきました。まだ1年生ということもあり、将来の職業について具体的にイメージできない学生たちがほとんどでしたが、講師の渡邉様から「自分は大学2年のとき、大学で学ぶ意味を見失っていた」「そんなとき、大学の授業で元少年院出院者の話を聞く機会があり、心惹かれた」「法務教官は人が変わる瞬間に立ち会うことができる仕事」というお話をうかがい、法務教官を将来の選択肢の一つとして捉え始めた者もいたようです。また、渡邉様の「問題を抱えた子どもとの関わり方に日々悩むが、チームを組んで関わっていくから自分は決して一人ではない」「日が経つうちに少年達のできることが増え、変わっていく姿を見ることができる」などのお話に、学生は関心を寄せていました。その後、公務員試験の話になり、「苦手科目(数学)があり、不安」と語った学生に「国家公務員の受験準備が大変なのは事実。でも過去問を中心に学習を進めれば、きっと解けるようになる」などのアドバイスがあり、参加者は行政専修の先輩を身近なモデルとして将来を考えるきっかけを得ることができていました。

このように、社会福祉学部(行政専修)では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。

(担当教員:湯原悦子)

  

【受講学生の感想(抜粋)】

◎非行の背景に何があるのか、それをできる限り減少させていくために社会がどうアプローチしたらよいかを考えていくことが必要だと感じた。

◎法務教官は心を削られるような大変な仕事だが、小さな変化が大きなことへ繋がり、やりがいとなる、非常にすてきな仕事だと思った。

◎人が変わる瞬間に立ち会える法務教官の仕事を、将来の選択肢の一つに入れてみたいと思った。

 

渡邉様によるご講演のようす