社会福祉学部人間福祉専修の斉藤雅茂ゼミは「認知症啓発すごろく」を作成し、昨年度ふくしAwardで優秀賞を受賞しました。作成したすごろくを現在、常滑市や半田市にて試行的に活用を始めていただいています。

　今回は、2024年1月10日（水）に、半田市市民生活センターで実施された情報交換・交流イベント「サロンふわふわ」にお邪魔し、認知症啓発すごろくを実施させていただきました。

　当日は２テーブルに分かれ、１テーブルに高齢者の方２、３名と社協の方が１名ずつ。斉藤ゼミ生は、総司会と各テーブルに１名ずつ入らせていただきました。また、今回は社協の方のご提案により１テーブルで一つのコマを動かすという方法で行いました。

　約１時間で両テーブルともゴールまでたどり着き、ゲーム終了後には参加者全員でテーブルを囲み、感想やマスの内容について実体験を交えたお話を聞かせていただくことができました。「認知症について考えるきっかけになった」、「みんなで考えるというのがとてもよかった」、「認知症についてすでに知っている人でも、話のきっかけになり改めて考えることができる」というご感想や、マスの内容に合わせて「自分の知り合いがこうなっていた時、私の地域ではこうしていた」、「もし自分がこうなった時、施設と自分の家どちらを選ぶだろう？」というお話をたくさん聞かせていただくことができました。ゲームのプレイ中、「考えてみよう」のマスでも想像以上に話し合いが盛り上がり、貴重なお話をたくさん聞くことができ、私たちにとっても学びの多い時間となりました。