工学部 お知らせ
産学官連携プロジェクト共同記者会見に原田学長、毛利准教授が出席
2026年4月30日、株式会社AVANTIAが主催する産学官連携プロジェクト「RAN with」の共同記者会見が行われ、日本福祉大学から原田正樹学長と工学部工学科建築学専修の毛利志保准教授が出席しました。
本プロジェクトは、株式会社AVANTIAを中心に、国立長寿医療研究センターおよび本学が参画し、「高齢期においても自立して暮らし続けられる住まい」の実現を目指す共同研究です。岐阜県に開設されたモデルハウスを拠点に、実証的な検証が進められます。
「住まい」からウェルビーイングを考える取り組み
記者会見で原田学長は、本学が参画する意義について、「住まいは生活の基盤であり、すべての人の暮らしに関わる重要なテーマです。本学が掲げる“ウェルビーイング”の実現に向けても、社会と連携しながら具体的な形で取り組める点に大きな意義を感じています」
と述べました。その人がその人らしく生活し続けていくという“生活の質”の観点を、住宅という分野で社会実装していく試みとして位置づけられています。
生活するという視点から「認知症と住環境」の関係を探る
毛利准教授は、「本研究では、なじみやすく、使い続けやすい住環境とは何かをテーマに、間取りや動線が生活行動や認知機能に与える影響を検証していきます」と、本学が担う研究領域について説明しました。高齢期における住み替えは身体的・心理的な負担を伴うことが多く、特に認知機能への影響も指摘されています。本プロジェクトでは、実際の住空間に近い環境の中で検証を行うことで、より実践的な知見の獲得を目ざします。
多分野の知見を融合した住環境の検証
本プロジェクトでは、住宅設計に加え、医療・福祉・テクノロジーの視点を取り入れた検証が行われています。国立長寿医療研究センターによる介護ロボットの知見なども活かされ、在宅生活を支える新たな住環境の可能性が探られています。
本学は、こうした多分野連携の中で、建築や生活環境の観点から研究に参画し、実証を通じた知見の整理と社会への還元を担います。また、本取り組みは教育にも展開される予定であり、学生が実証に関わることで、社会課題に即した視点を養い、学びへとつなげていくことが期待されます。


