2015年の東海キャンパス開設時より本学と東海市は「包括連携協定」を結び、締結以降は様々な連携事業を行っております。その一環として7月15日の経済学部の授業「経営者特別講義※」に花田勝重市長が登壇し、授業を行いました。

花田市長は「都市経営の理念と戦略的なまちづくり」と題した内容で、東海市の沿革（産業・農業や文化財等）やまちづくりについて東海市総合計画を示し、SDGsや脱炭素社会の実現などに向けた具体的事例を紹介。また授業の後半では大田インター周辺道路整備事業や太田川駅西土地区画整理事業といった「駅を中心としたまちづくり」について紹介し、行政のみでなく地域とも連携していくことの重要性について述べました。

授業には聴講のため、看護学部からも学生の参加がありました。参加した学生からは、「社会参加がしたくても、交通手段が無い高齢者の方々がいます。国が高齢者に免許の返納を訴えている中で、車を運転できない方々はどうすれば良いでしょうか」「年々、南海トラフ地震への危機感が高まっております。東海市ではどのような対策を考えておりますか」と多くの質問が寄せられました。

※「経営者特別講義」は経済学部3年生向けの専門科目で、本科目では企業や自治体のトップをゲスト講師としてお招きし、経営理念や戦略・マネジメント等について語っていただいています。