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お知らせ

2016年度スクールソーシャルワーク実習報告会が開催されました(2016年12月14日)

2016年12月15日

 社会福祉学部では2009年度より認定スクールソーシャルワーク教育課程を設置し、これまで37名の学生が養成課程を修了、うち11名が現場でスクールソーシャルワーカーとして全国で活躍しています。スクールソーシャルワーカーとは、学校生活や家庭で悩んだり問題を抱えている子どもたちのために、取り巻く環境に対して福祉的な働きかけを行うことで問題の解決につなげていく、社会福祉の専門職です。今年度は10名の4年生がスクールソーシャルワーク教育課程で様々な学びを経た後、2週間の実習に臨みました。実習先は、大学に隣接する日本福祉大学付属高等学校をはじめ、県内の南知多町や半田市、春日井市、そして大阪府の茨木市といった遠方にまで広がり、行先も小中学校だけでなく今回は初めて高校で実習を行った学生もいました。
 その10名の学生たちによる実習報告会が12月14日(水)の「スクールソーシャルワーク論」の授業内で開催されました。学生たちは、実習の概要や経験した事例、そこから感じた気づきや学びを発表していきました。

水野峻佑さん、小木曽桃子さん、神谷澪さんの3人は、大阪府茨木市内の小学校と中学校で実習を行いました

 大阪府茨木市の教育委員会で実習を行った3人はこの実習を通して、スクールソーシャルワーカーに社会福祉士の資格が求められる理由を実感したそうです。子どもの問題への解決には家庭への働きかけが必須で、その家庭の中には高齢者や幼児など幅広い世代の家族がいます。また、学校の周りには地域があり、そこに課題がある場合もあります。子どもに対して、どのような面からどのように支援することができるのか、幅広い福祉の専門知識が求められる専門職だということに気付いた実習になりました。

緊張する発表者たち(手前)と真剣な面持ちでメモを取る3年生たち

半田市教育委員会へ実習に行った吉田さやかさん

 また、半田市教育委員会での実習を終えた吉田さやかさんは、実習で行った小学校と中学校との比較を通して、子どもたちの年齢によってスクールソーシャルワーカーの役割が異なることに気づきました。保護者との関係性が特に重視される小学生に比べ、中学生になると将来の進路も視野に入れて関わる必要性が出てきます。成長に沿った寄り添いや知識が必要になるため、周辺にある様々な社会資源を把握したり支援につなぐことができる選択肢を増やしておきながら「とにかく子どもの味方でいる」姿勢を大切にしたいと話しました。
 学生たちの発表のあとには、実習先の方々に感想をお話しいただきました。本学卒業生で実習指導者の沖田昌紀さん(大阪府茨木市教育委員会スクールソーシャルワーカー)は、「『スクールソーシャルワーカーっていったい何なのか実習に行って分からなくなった』という声が挙がっていたが、自分も迷っているし今でもよく分からない。そのモヤモヤを持ち続けることがワーカーとしての力量につながっていくと感じている。一緒に学びながら追及していきましょう」と学生たちに力強く呼びかけました。また、澤田佳代さん(本学付属高校スクールソーシャルワーカー)も「みなさんが今回の実習で気づいたひとつひとつが、これからのスクールソーシャルワーカーを創っていくと思います。スクールソーシャルワーカーという仕事は、私たちがこれから創っていくパイオニア的なものです」と話しました。

茨木市でスクールソーシャルワーカーとして活躍する沖田昌紀さん(本学卒業生)

スクールソーシャルワーカーのアピールの必要性を伝える野尻紀恵准教授

 授業の最後に、スクールソーシャルワーク教育課程を担当している野尻紀恵准教授(社会福祉学部)が「日本福祉大学のスクールソーシャルワークの強みは、高齢、児童、地域、多文化などさまざまな福祉の専門家であり、先駆的な研究をされている先生方から、ソーシャルワークの軸になる知識・技術・価値観を重層的にじっくりと4年間学んだあと、最後の実習としてこのスクールソーシャルワークの実習に行けること。スクールソーシャルワーカーとして必要な知識や倫理的な考えをしっかり身に付けて臨むことができる。日本ではまだまだスクールソーシャルワーカーの仕事は始まったばかりですが、私を含め、今日この場にお越しいただいている実習担当の方々も学生のみなさんも、スクールソーシャルワーカーの活動をきちんとアピールしていくことで、ワーカーの働ける職場が増えたり雇用体制が整っていくことにつながっていく。それが最終的には子ども達の支援につながっていく。スクールソーシャルワークについて発信していくことは日本福祉大学の使命のひとつでもあると思います。」と締めくくりました。