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日本福祉大学東京セミナーを開催しました

レポート
2022年12月12日

日本福祉大学後援会は、全国各地にて日本福祉大学セミナーを開催しております。11月20日(日)ステーションコンファレンス東京において日本福祉大学セミナー(東京会場)をハイブリッド形式で開催しました。

尾林教授による講演会
内容 時間
日本福祉大学東京セミナー
テーマ:『テクノロジーはヒトの温もりを伝えられるか』
講師:尾林 和子 福祉経営学部(通信教育)医療・福祉マネジメント学科 教授
13:00~14:00
大学近況報告・就職状況報告 14:10~15:00
福祉経営学部紹介 15:10~15:30

講演会では冒頭、日本の企業形態から見た新型コロナウイルスのクラスター発生状況について、厚生労働省やご自身が施設長等を務める施設のデータ等を用いながら説明しました。社会福祉施設では高齢者施設が特に高く、全体の70%以上を占めており、日本全体の2割に相当するそうで、日本の高齢者施設に対する対策の遅れを指摘しました。

続いて、ご自身で施設長を務められる社会福祉法人での遠隔見守りシステムについて、機械ならではの使い勝手のよさがあり、利用者のQOL向上だけでなく、介護スタッフの負担軽減にもつながっている。さらにはパンデミックの対策にも大きな効果があった。Society 5.0の実現に向けて、効率化だけを追い求めるのではなく、「人」と「人」を繋げるためにデジタル技術を利用することが重要と話されました。

最後に、ベテランと新人の介助技術はどのようにして生まれるのかシステムを解析・学習することで、同一水準での介助を目指していると話されました。今後ますます技術革新が進み、誰もがより良く生きることができる社会になることを願い、講演を締めくくられました。

参加者からは「豊富な事例を基に、コロナ禍での介護現場の実態を踏まえ、テクノロジー活用の可能性を説明していただき、学びが多かった」などの意見が寄せられました。

講演会終了後、大学近況報告として、大学全体および各学部の取り組み、大学の支援機関等について紹介し、最後に2021年度卒業生の就職状況や福祉経営学部について紹介しました。