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【地域連携】教育・心理学部松下ゼミが「きんぎんすなごのワークショップ」を実施しました

レポート
2022年07月05日

2022年7月2日(土)、半田市にある新美南吉記念館で、NPO法人ごんのふるさとネットワークが主催(共催:新美南吉記念館、教育・心理学部松下明生教授(ゼミ大学生))する取組に、本学教育・心理学部松下明生教授と松下ゼミ3年生の4名が協力して、「『きんぎんすなご』の砂子体験ワークショップ新しいタブでPDFを開きます」を開催し、各回10組の参加者が日本の伝統技法「砂子」を体験しました。

「すなご」について説明する松下明生教授

「ささのは さ~らさら のきばにゆれる おほしさま き~らきら きんぎんすなご」と、子どもの頃、誰しもが七夕に口ずさんだのではないでしょうか。

「この歌詞の中には、古き良き日本文化を表すものがたくさんちりばめられています」と、松下教授の言葉を皮切りに、この日の「砂子ワークショップ」は始まりました。
砂子とは、金銀箔(ぱく)を竹筒の金網で細かくして蒔く技法です。この日のワークショップでは、予め彩色された正方形の木板に、”にかわ”(動物のタンパク質を原料としたもの)を接着剤として用いて、参加者が思いおもいに、金箔と銀箔をちりばめていきました。

写真:作業の様子
写真:作業の様子

はじめに、参加者で七夕の歌を歌ったあと、その中に出てくる「すなご」について、松下教授がわかりやすく技法について解説しました。名古屋市の徳川美術館に収蔵されている「源氏物語絵巻」にも用いられている伝統技法です。次に、金箔と銀箔の扱い方について、ゼミ生がデモンストレーションを行いました。はじめて体験する参加者らは近くに寄って、「わぁきれいねぇ」と感嘆の声をもらしていました。

松下ゼミの大石さん、伊藤さん、東城さん、孫田さん

この日は、たくさんの子どもたちが親御さんらと参加していましたが、教職課程で学ぶ松下ゼミの学生が優しく話しかけながらサポートしている姿がとても印象的でした。出来上がった参加者の作品を前にして、3年生の孫田晴さんは、「私たちは楽しんでもらう側でしたが、みなさんが終始笑顔で体験をしてくださり元気をもらいまいした。」と、まとめの挨拶をしました。

砂子ワークショップで参加者が制作した作品

参加した親子は、「七夕の歌の中の『すなご』をはじめて知った。こういった身近な場所で子どもに体験させることができ、大変有意義な時間になった」と、感想を話してくれました。

子ども発達学科学校教育専修の松下ゼミでは、「みる・かく・つくる・いきる」をキーワードにさまざまな体験を通じて「造形表現」の喜びを「生きる力」へとつなげることを学んでいます。この他にも夏休み期間に地域でのワークショップを予定されているそうです。

 

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