社会福祉士

当事者と向き合い、その思いに触れて、

本人の気持ちに寄り添う社会福祉士へ。

中津川市役所市民福祉部

神原 美咲さん

社会福祉学部2021年3月卒業
岐阜県 中津高等学校出身

「福祉」は
「共存し合うこと」。

日本福祉大学へ進もうと思ったきっかけは、二つあります。一つは祖母の介護が始まったこと。叔父や叔母が懸命に介護する様子を間近に見ていて、それでも次第に衰えていくおばあちゃんの様子にショックを受けました。もう一つは、飲食店で家族と食事をしていた時のこと、店員さんとお客さんが手話で会話していたんです。それがとてもカッコよく見えた。「福祉」ってどうしてもマイナスのイメージで捉えられがちですが、こんなにカッコいい「福祉」もあるんだと気づかされました。 入学後は、それまでイメージしていたものとは違う側面をたくさん学びました。プラスな面もマイナスな面も。「福祉」は「支援すること」が中心であり、受け手は「される側」だと思っていたんです。でも、それだけじゃない、「共存し合う」ことも含めて成り立っていると気づかされました。

公務員試験と
社会福祉士資格の取得も、
乗り越えることができた。

サークルやボランティアに力を入れました。そこでさまざまな障害のある方との出会いがありました。「手話」にも取り組みました。手話サークルに所属し、学ぶ中で聴覚障害者とのコミュニケーションは手話だけでなく、ボディランゲージや筆談など様々な方法があり、手話を知らなくても会話ができることを知りました。またとても美しい手話を使う人がいたんです。表現力も豊かで、表情だけでも気持ちが伝えられる、そんな素敵な人にも出会いました。就職活動では、公務員試験対策と社会福祉士資格の対策が重なって、すごく大変でした。でも授業で対策講座を受けることができたり、CDP講座という公務員試験に特化した講座があったり。また、コロナ禍でしたが仲間たちとリモートで励まし合ったり、勉強会を開催するなどして、乗り越えることができました。

これからも
もっともっと経験を積み、
勉強していきます。

今は、高齢者の方を対象に、その人が暮らしたい場所で安心して暮らせるように相談に乗ったり、支援するというのが主な仕事です。高齢者虐待という問題の場合は、その背景とか家族の問題などがたくさんあって、心まで苦しくなったこともあります。そんな時でも、私は大学で「当事者」と向き合った体験が、とても生きていると感じています。「当事者」と向き合うことで、私の中の「福祉」のイメージはすごく多様になったし、当事者の思いに触れることができました。これからは本人の気持ちに寄り添いながら、援助できる社会福祉士として、もっともっと経験を積み、勉強していかなければと思っています。

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