
営業職
情報と福祉、二つの視点で
幅広く学んだことが役に立った。
フランスベッド株式会社
大前 翔さん
健康科学部2019年3月卒業
長野県 赤穂高等学校出身
二つの視点で幅広く学ぶ。
高校では情報技術を学びました。また、スポーツをやっていたのでリハビリテーションにも興味があったのですが、どちらか一本に絞るのは難しい、と考えていました。そんな時、日本福祉大学のオープンキャンパスの情報工学専修の模擬授業で、情報技術と身体の機能回復を融合させたところにこの専修の学びがあることを知りました。どちらかに絞るのではなく、両方の視点で幅広く学ぶことができる、というのが魅力でした。3年次から所属した研究室では、障害者に残された身体機能に着目し、「目の動き」だけで、たとえばベッドの角度が変えられるなど、福祉機器の操作が自在にできる技術や福祉機器の研究に取り組みました。

知識や技術を
身につけるのは当然、
それ以上のものが
日本福祉大学にはあった。
就職活動では、ちょっと偉そうに聞こえるかもしれませんが、私は企業が学生を選ぶのではなく、私が企業を選ぶんだ、というくらいの意気込みで活動しました。積極的に就職活動をした成果か、おかげさまでたくさんの内定をいただいくことができ、その中から本当に自分が行きたいと思える会社を選ぶことができました。面接では障害に対して、「ものづくり」や「工夫」といったことをアピールし、それが評価されたと思います。
日本福祉大学という環境で4年間過ごしたことにより、もちろん技術や知識は当たり前ですけど、それ以上に人間として持っているべきだと思う、人の温かみ、ふくしの心が身につきました。それは他の大学では決して手に入らないものでしょうね。

「困っていること」を
お客様から聞き出し、
解決の道を共に探る。
営業職としてお客様と接するときにもっとも大切にしているのは、「困っていること」をいかにお客様から聞き出すか。いきなり製品をお勧めするのではなく、こちらからいろいろと質問を投げかけ、さまざまな視点からお客様の答えを引き出します。その上で適切なトークが展開できればと思います。まだまだ営業マンとしては未熟です。さらに経験を積み重ね、商品知識やコミュニケーション能力をもっともっと身につけたいと思います。
日本福祉大学は、先生も学生もみんな人としての温かみ、ふくしの心を持っています。まずは先生にも友人にも、その輪の中に一歩踏み込んで、あなたのやりたいことを探すということから始めてもいいのではないかと思います。
