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美浜町・日本福祉大学・日本福祉大学付属高校 包括協定協議会、教育・研究地域懇談会を開催しました(2026.8.5)

レポート
2026年09月15日

2026年8月5日、日本福祉大学美浜キャンパスにて「美浜町・日本福祉大学・日本福祉大学付属高等学校包括協定協議会(第一部)」および「教育・研究地域懇談会(第二部)」が開催されました。
2010年の包括協定締結以来、町と学園は多角的な連携を深めてきました。今回は「第6次美浜町総合計画」の始動やスポーツによるまちづくり、大学・高校の近況、学生の地域活動について活発な意見交換が行われました。

第1部:美浜町・日本福祉大学・日本福祉大学付属高等学校 包括協定協議会

内容・議事 報告者・出席者等
開会挨拶・挨拶 日本福祉大学理事長 丸山 悟
美浜町長 八谷 充則 氏
議事 (進行)日本福祉大学常務理事 橋村 健人
1)第6次美浜町総合計画について(2026年〜2035年) 美浜町地域戦略課長 下村 充功 氏
2)スポーツを核としたまちづくりについて
(一般社団法人みはまスポーツコミッション事業報告・実務的連携課題)
みはまスポーツコミッション事務局長
(スポーツ・文化振興課長) 伊藤 立 氏
意見交換・全体討議 出席者全員
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【開会挨拶】丸山 悟(学校法人日本福祉大学 理事長)

丸山理事長は挨拶で、大学の有する知的・人的資源を地域社会の未来に備えるための「社会実装キャンパス」として機能させる重要性を強調しました。また、新設されたスポーツコミッションについて、スポーツと教育を連動させて地域に貢献し、プライベートセクターの柔軟性を活かしながら、町と大学が公私一体となった持続可能な地方創生モデルを共に築き上げたいと語りました。

【挨拶】八谷 充則 氏(美浜町長)

八谷町長は、避難所としての大学の協力に深く感謝を述べ、小中学校へのエアコン整備が秋までに順次完了する予定であることを報告しました。また、今後は教育・スポーツ・子育ての3分野において大学との連携をより一層強化し、選ばれるまちづくりや地域の魅力発信、スポーツコミッションの自立運営を推進していきたいと述べました。

【議事1】第6次美浜町総合計画について

本学橋村常務理事の進行により議事が進行されました。先ず美浜町地域戦略課の下村課長より、令和8年度から始動する「第6次美浜町総合計画」について説明がありました。計画では令和17年の推計人口を18,474人と見据え、大学や運動公園を中心とする「教育スポーツゾーン」における関係・交流人口の創出を図ります。また、今回は初めて総合戦略と一体的に策定されており、厳しい人口減少社会を乗り越えるため、住民や産業界、大学との強固な連携協働を推進する方針が示されました。

【議事2】スポーツを核としたまちづくりについて

次にスポーツ・文化振興課長(コミッション事務局長)の伊藤氏より、一般社団法人みはまスポーツコミッションの事業計画が報告されました。年間利用者が1万人を超える陸上競技場を核に、アジア大会連携や合宿誘致、新体操スクールの開催などが計画されています。一方で、救急医療体制の構築、新体操スクール開催に伴う奥田小学校体育館などの施設確保、活動の継続性を担保する実務上の管理・運営体制などが課題として共有されました。

【第1部意見交換】一貫教育と移動手段の確保、および「施設公営」の構想

美浜町の伊藤教育長は、学生・生徒による学校支援について、学生と現場の双方にメリットがある「ウィン・ウィンの関係」として高く評価しました。一方で特定のスポーツ指導に特化する連携においては、調整や管理・運営体制の実務的な課題があることを指摘されました。

付属高校の山口校長からは奥田小学校での20年にわたる和太鼓指導の実績が語られた一方、高校生が地域活動に参加する際の「移動手段(足)の不足」が切実な課題として提起されました。

丸山理事長は、「公私一体」の先進事例をスポーツや教育で美浜町から構築し、全国に発信していくことに期待を示しました。

第2部:日本福祉大学 教育・研究地域懇談会

内容・議事 報告者・出席者等
開会挨拶・挨拶 日本福祉大学学長 原田 正樹
議事
1)大学・高校近況報告について
 ①大学近況報告
 ②付属高校近況報告

日本福祉大学学長 原田 正樹

日本福祉大学付属高校校長 山口 喜久枝

2)美浜町と大学・高校との連携事業報告
 ①主要連携事業の全体概況
 ②大学生・高校生による活動報告
  • 図書館インターンシップ報告
  • 美浜花火祭り模擬店
  • 縁日コラボ企画発表

日本福祉大学 理事長・学長室課長 亀山 哲也

教育・心理学部心理学科4年 小西 涼真 さん
付属高校3年 上坂 光璃 さん / 柴山 龍太 さん

3)参加者との意見交換 出席者全員
閉会挨拶 美浜町長 八谷 充則 氏
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【開会挨拶】原田 正樹(日本福祉大学 学長)

地域懇談会の開会にあたり、原田学長は美浜キャンパスがこれまで地域に開かれ、親しまれてきた歴史に触れました。教育・心理やスポーツ科学の強みを活かし、小人数教育や地域コミュニティの活性化、スポーツを軸としたまちづくり連携の拠点として施設を有効活用していく決意を述べました。

【議事1】大学・高校近況報告

大学と付属高校より、それぞれの最新の実績と活発な取り組みが報告されました。

① 日本福祉大学近況(原田学長)

原田学長は、国家試験で全国1位の合格者数を誇る社会福祉士など高い実績を報告しました。美浜キャンパスには障害学生116名や多様な留学生が在籍し、インクルーシブ教育を実践しています。また、小学校への水泳指導サポートや、教育・心理学部生による子ども食堂の継承、災害ボランティアセンター(熊本震災支援に向けた派遣準備や募金活動)など、学生たちが地域や被災地と深く繋がって活躍している状況を紹介しました。

② 日本福祉大学付属高校近況(山口校長)

山口校長は、生徒会による熊本震災への募金活動や、フィリピン・台湾からの留学生受け入れ、カンボジアの小学校への教育支援と「ワールドユースミーティング」での英語発表など、豊かな国際交流・ボランティア活動を報告しました。また、300人以上の申し込みがある第2回見学会の準備状況や、8月末に開催する美浜夏まつり(花火大会)で3年生全員が模擬店を出店して地域を盛り上げる挑戦について、生徒の活躍を報告しました。

【議事2】美浜町と大学・高校との連携事業報告および活動発表

亀山理事長・学長室課長より、昨年度の町・学園間の連携事業が48事業にのぼり、前年の44から増加したことが報告されました。新規事業として、スポーツコミッションの設立、国立長寿医療研究センターとの地域ケア包括共同研究の事例報告、アロマソープ作りを交えた認知症講座、スポーツ推進委員会への講師派遣やプール開放、アジア競技大会連携など、多様な分野で実務的な協力関係が拡大・深化している全体概況が示されました。

① 大学生報告:図書館インターンシップ報告(教育・心理学部心理学科4年 小西 涼真 さん)

雑誌の回収・再利用展示、乳幼児向け絵本の読み聞かせ、海の生き物クイズの企画、漫画の補修補強などを体験。単に本を貸し出すだけでなく、「地域の人々が安心して頼り、集うことができる居場所」としての図書館の重要な役割を実感し、将来の進路に向けた大きな学びと本への愛着をさらに深める貴重な機会になったと語りました。

② 高校生報告:付属高校3年 上坂 光璃 さん / 柴山 龍太 さん(花火祭りコラボ模擬店・縁日企画発表)

花火祭りで出店する模擬店企画「アイスプラッシュ美浜」を発表しました。「日本をジャックする高校生(NGK)」をコンセプトに、美浜の塩を使ったアイスを遊んで作る体験や、地元の竹を用いた弓矢射的、英語コース発案の国旗カード神経衰弱などをクラス全員で準備。SNSや駅での広報動画発信など、高校生の創造力と地域資源の活用で美浜を盛り上げる熱意溢れる挑戦が紹介されました。

【議事3】参加者との意見交換

意見交換では、出席者の皆さまの多様な立場から地域と学園の共創発展に向けた熱い思いや提案が述べられました。広沢副議長から社会福祉学部移転後の美浜施設の今後について質問があり、原田学長が「ウェルビーイングな地域協働拠点」としての活用案を回答しました。松尾校長会長からは、教職インターンシップへの感謝に加え、障害学生や英語コースとのオンライン交流、広報改善などの具体的提案がなされました。横田商工会長は、官学連携に留まりがちなインターンシップに地元企業を巻きこむことで雇用促進に繋げるべきだと提言、教職インターンシップのミスマッチ防止の意義についても述べられました。

広沢 毅 氏(美浜町議会 副議長)
松尾 由美 氏(美浜町校長会 会長)
横田 和弘 氏(美浜町商工会 会長)

【閉会挨拶】八谷 充則 氏(美浜町長)

会議の締めくくりに八谷町長は、高校生たちの主体的で創造的な発表に深い感銘を受け、大人の側も負けずに支援していきたいと語りました。また、町と大学・高校が「公私一体」で地域をつくる先進的な構想に感謝を示し、今後も大学のある町としての強みを最大限に活かして、教育・スポーツ・福祉のまちづくりを強力に推進していくと述べました。

【出席者による集合写真】